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年を取るとインフレがつらくなる理由|50代から急増する“物価上昇の負担”とその対策

年を取るとインフレがつらくなる理由|50代から急増する“物価上昇の負担”とその対策


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はじめに

このチャンネルは、金融機関や周りの人が教えてくれない「へぇ〜」と思えるお金の話を、40歳でリタイアした私・鼻つぶれぱぐ男がお届けしています。
一人でも多くの人が“お金に困らない人生”を送れるよう、日々発信しています。

今回は 「年を取るとインフレがつらい理由」 について解説していきます。

参考資料

https://www.nikkei.com/nkd/industry/article/?DisplayType=1&n_m_code=141&ng=DGKKZO91885490Q5A011C2EA5000

(出典:日本経済新聞)


■ 50代から「物価上昇がつらい」と感じる人が増える理由

日経新聞の記事によると、20〜40代の63〜66%が「値上げは仕方ない」と回答している一方、50代では56%にとどまり、許容度が大きく下がっているという調査結果が紹介されていました。

つまり、50代は若い世代に比べてインフレに対してネガティブになりやすいということです。

その背景には、大きく3つの理由があります。


■ 理由① 賃金の上昇率が年齢とともに低くなる

2020年〜2024年の賃金上昇率を見ると、

  • 20代:9.4%
  • 30代:8.4%
  • 40代:6.9%
  • 50代:4.9%

年齢が上がるほど給与の伸びが鈍くなる傾向がはっきりと出ています。

物価が3%上がっても、給与が1%しか増えなければ、生活は当然苦しくなります。
これがまさに 「年を取るとインフレに弱くなる」 の典型例です。


■ 理由② 貯金の価値が目減りする

インフレで特に不利なのが「貯金派」の人です。

  • 銀行の普通預金金利:0.1〜0.2%
  • 日本のインフレ率:2〜3%

この状況では、現金で持つほど価値が下がることになります。

かつての日本はデフレでした。

物価が下がる=貯金が有利な時代では、貯金一本でも問題ありませんでした。

しかし今は真逆の時代です。


■ 理由③ 年金生活はインフレに非常に弱い

年金は物価のように3%も増えません。

上昇はごくわずかで、物価上昇に追いつくことは難しい状況です。

年金生活者の多くは「貯金+年金」で暮らすため、物価が上がると買えるものが確実に減り、生活が圧迫されます。


■ インフレに弱い人の特徴

記事内容と私の経験から、インフレに弱いのは次のような人です。

  • 貯金オンリーの人
  • 年金生活者
  • 収入が少ない人
  • 賃金上昇率が低い会社に勤めている人
  • インフレ率の高い商品をよく買う人

特に、収入が増えにくい中高年ほど影響が大きくなります。


■ FIREした私が考える「インフレ時代の守り方」

私は今、資産を取り崩しながら生活しています。だからこそインフレの影響を強く受けますが、対策として効果があるのは次の3つです。


● ① 収入アップ(転職・副業)

できる人は、賃金の伸びが低い会社に固執せず、賃金が上がりやすい企業への転職も選択肢です。

また副業で収入源を増やすことも、インフレ時代の強力な武器になります。


● ② インフレに強い資産を持つ

インフレ対策として重要なのが資産運用です。
特におすすめは以下の3つ。

  • 低コストのインデックスファンド
  • 株式
  • J-REITなどの不動産系資産

株式や不動産は、物価上昇とともに利益や賃料が上がりやすく、インフレ耐性が強い資産です。


● ③ なぜインデックス投資が必要なのか?

私は「儲けるため」というより、
**“資産をインフレで減らさないため”**にインデックス投資をしています。

長期の市場平均リターンは

  • 全世界株:約5%
  • インフレ率:2〜3%

この差こそが、長期資産形成の本質です。

「明日30〜50%下がっても続けられるか?」
これがインデックス投資の本質であり、老後資産を守る重要な考え方です。


■ まとめ|インフレに強い資産を持つことが50代以降の生き抜く力

年齢を重ねると給料が上がりにくくなり、インフレの負担が重く感じます。
しかし、今からでも十分対策は可能です。

  • 給与アップ(転職・副業)
  • インフレに強い資産への投資
  • インデックスファンドで長期運用

これらを取り入れることで、物価上昇に負けない家計を作ることができます。

今日も気をつけていってらっしゃい。

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