金融教育で本当に大切なこととは?|制度説明では守れない「お金に困らない力」

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はじめに|金融教育はなぜ「身につかない」のか

このブログでは、金融機関や周囲の人がなかなか教えてくれない、身近だけれど本当に大切なお金の話をお伝えしています。
運営しているのは、40歳でリタイアした私、鼻つぶれぱぐ男です。
一人でも多くの方が「お金に困らない人生」を送るための判断材料になれば幸いです。

今回は、東洋経済オンライン(2026年1月6日掲載)の
「日本の金融教育で教えてくれない一番大切なこと」
という記事をもとに、私なりの視点で「金融教育の本質」について考えていきます。

参考記事

https://toyokeizai.net/articles/-/927687?display=b

(出典:東洋経済オンライン)


表面的に進んでいるように見える日本の金融教育

近年、日本では「貯蓄から投資へ」という流れが加速しています。
新NISAの普及、株式市場の高値更新、企業型DCを通じた投資教育など、一見すると金融リテラシーは向上しているように見えます。

しかし、記事では重大な欠陥が指摘されています。
それは、

  • なぜ価格が動くのかという「仕組み」
  • なぜ人は誤った判断をするのかという「行動特性」

この2つがほとんど教えられていないという点です。


高校の金融教育は「制度紹介」で止まっている

高校での金融教育では、

  • 預金はローリスク
  • 株式はハイリスク
  • NISAやiDeCoの制度概要

といった説明が中心です。
これは決して無意味ではありませんが、本質的な理解にはつながりにくいのが現実です。

「なぜ金利が上がると債券価格が下がるのか」
「株価は何を基準に決まるのか」

こうした内容は、正直に言って高校生には難しすぎます。


本当に教えるべきは「なぜ投資が必要なのか」

私が考える金融教育で最も大切なことは、
なぜ投資をしなければならないのか
この一点です。

今後の日本は、世界標準のインフレ経済に近づいていきます。
インフレとは、物の値段が毎年2~3%ずつ上がる状態です。

例えば、
今年100円のものが、来年は102円、103円になります。

一方、預金金利が1%の場合、
100円は101円にしかなりません。

これはつまり、
お金の額面は増えても、価値は目減りしている
という状態です。


株式投資とは「社会の成長」に参加すること

では、株式投資とは何でしょうか。
それは、物やサービスを生み出している企業の成長に投資することです。

企業が利益を伸ばし、
4%、5%と成長していけば、
投資した100円は104円、105円になります。

これはインフレに負けないだけでなく、
資産価値を守り、増やす行動です。

この説明であれば、高校生でも社会人でも理解できるはずです。


金融機関が金融教育を担うことの限界

現実問題として、金融教育の多くは
銀行、証券会社、保険会社など金融機関が担っています。

しかし、彼らはビジネスとして商品を販売する立場です。
本当に有利な

  • 低コストのインデックス投資
  • 長期・分散・積立

は、金融機関にとって利益になりにくいのが実情です。

無料相談で「本音」が語られないのは、構造上仕方のないことです。


NISA制度を冷静に見る視点も必要

新NISAは素晴らしい制度に見えます。
しかし、その目的を冷静に考える必要があります。

NISAは、
国が将来の年金負担を軽くするために、個人に資産形成を促す制度
という側面もあります。

制度を盲信するのではなく、
「なぜ作られたのか」を考えること自体が、金融教育です。


まとめ|金融教育のゴールは「迷わず動ける力」

金融教育で本当に大切なのは、
知識を詰め込むことではありません。

  • インフレとは何か
  • お金の価値はどう変わるのか
  • 自分の資産をどう守るのか

この本質を理解し、
迷わず行動できることこそがゴールです。

制度や商品に振り回されず、
自分の頭で考える力を身につけること。
それが、お金に困らない人生への第一歩です。

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