小金持ちへの道

長期の資産形成は“確率”で考える:インデックスファンドが最適な理由


長期の資産形成は“確率”で考える:インデックスファンドが最適な理由

moomoo証券

はじめに:長期資産形成を確率で考えるとは?

こんにちは。40歳でリタイアした鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周囲の人がなかなか教えてくれない、身近なお金の話をわかりやすくお届けしています。

今日のテーマは、「長期の資産形成は確率で考えるべき」という話です。
一言でいえば、「アクティブファンドはやめて、インデックスファンドで資産形成しませんか?」という内容です。


私の実体験:8年間アクティブファンドで手数料負け

私は郵便局に勤めていた当時、積み立てNISAでアクティブファンドを購入していました。
購入したのは全世界株に近いタイプのアクティブファンドです。

しかし、8年経ってわかったことは、「インデックスファンドに比べて手数料が高く、成績も劣っていた」という現実でした。

当時の私の考えは、「プロが運用しているんだから安心だろう。信託報酬はその対価だ」と思っていました。
ですが、学びを深めるうちに、それが幻想だったことに気づかされました。


過去のデータが示す事実:アクティブファンドの勝率は低い

たしかに、インデックスファンドより好成績なアクティブファンドは存在します。
しかし、それは全体のごく一部にすぎません。

実際、過去10年・20年・30年といった長期で安定的にインデックスを上回っているアクティブファンドは非常に少数派です。
日本だけでも6000本以上の投資信託が存在していますが、大多数はインデックスに勝てていません

つまり、「将来勝てるアクティブファンドを見抜く」というのは、宝くじを当てに行くような行為です。


インデックスファンドが確率的に有利な理由

インデックスファンドは市場平均に投資する仕組みです。
例えば、全世界株式先進国株式などに分散されており、自然とリバランスもされます。

さらに、信託報酬が極めて低いため、長期で見ればその差がリターンに大きく影響します。

たとえば、同じ5%のリターンでも、信託報酬が1.5%か0.1%かで20年後の差は歴然です。
そのため、「確率」で有利な方を選ぶべき=インデックスファンドで愚直に積み立てを続けることが王道なのです。


「未来は読めない」からこそ、過去のデータで考える

もちろん、未来のことは誰にもわかりません。
もしかしたら、これから出てくるアクティブファンドの中にインデックスを圧倒的に上回る商品もあるかもしれません。

でも、過去のデータが語っているのは、「インデックスファンドの方が勝率が高い」という事実です。

確率で有利な方に賭けることは、将来を守る大切なお金に対して極めて合理的な選択だと私は思っています。


時間も大切に:選定コストの少ないインデックス投資

アクティブファンドは「どれを選ぶか」が非常に重要です。
しかし、そこにかかる時間や労力は、本業やプライベートの時間を削ることにつながります

私のように投資の勉強が好きならまだしも、日々忙しく働いている方にとっては、**「最初に良いインデックスファンドを選び、あとは積み立てを続ける」**という方法が一番合理的ではないでしょうか。


具体的なおすすめファンドの選び方

今では良質なインデックスファンドがたくさん存在しています。
私がおすすめする基準は以下の通りです。

  • 全世界株式 or 先進国株式 or 米国株式(S&P500や全米)
  • 純資産総額が 300億円以上
  • 信託報酬が 極端に高くない(0.2%未満が目安)

「eMAXIS Slimシリーズ」や「楽天プラスシリーズ」などは、積立初心者にも人気のファンドです。


資産形成は「確率」で堅実に

長期の資産形成においては、絶対に失敗できないお金です。
それを「当たるかもしれないアクティブファンド」に預けるのではなく、確率的に堅実なインデックスファンドに投じるべきだと、私は思います。

もちろん、投資に絶対はありません。
ですが、「多くの人が失敗しない再現性の高い方法」は存在します。

それが、低コストのインデックスファンドで世界経済の成長に乗ることです。


まとめ:スケベ心より堅実性を

最後に一つ。
「もう少し高いリターンを狙いたい…」とスケベ心を出したくなる気持ちはよくわかります。

しかし、投資はギャンブルではありません。
大切なのは、ブレずに積み立てを続けること
そうすることで、未来の自分が助かる「確率の高い選択」ができるのです。

今日も、あなたの資産形成が順調に進むことを願って。
それでは、いってらっしゃい。


楽天証券
SBI証券 iDeCo