新NISAの正しい始め方|鼻つぶれぱぐ男が語る“1800万円の賢い使い道”と投資の基本
はじめに:新NISAは「長期積立・低コスト・放置」が正解です
こんにちは。40歳でリタイアした鼻つぶれぱぐ男です。
このチャンネルでは、金融機関が教えてくれない「身近で、へぇ~と思えるお金の話」を発信しています。
今日のテーマは「新NISAでどう資産運用すればいいの?」という質問にお答えします。
2024年から始まった新しいNISA制度。
非課税枠1800万円というインパクトのある制度ですが、「どこで」「何を」「どう運用するか」で将来の差は大きく変わります。
制度の仕組みを理解し、コツコツと長期で積み立てていくことが成功の鍵です。
新NISAの基本と1800万円の使い方
新NISAは「つみたて投資枠(年間120万円)」と「成長投資枠(年間240万円)」を合わせて、生涯で最大1800万円まで非課税で投資できる制度です。
この枠を「どう埋めるか」よりも大切なのは、「何に投資するか」です。
私の基本方針は次の3つです。
- 低コストの米国・全世界・先進国インデックスファンドを選ぶこと
- ネット証券を使うこと
- 長期で“放置”すること
この3つを守るだけで、ほとんどの人は十分な成果を得られます。
おすすめは「eMAXIS Slim」シリーズ
私は投資の基本を「低コスト・分散・長期」と考えています。
その中でもおすすめは「eMAXIS Slim」シリーズです。
- S&P500(米国株)
- オールカントリー(全世界株)
- 先進国株式
この3つのどれかで十分です。
もし迷ったら、「3分の1ずつ」分散して投資しても構いません。
「eMAXIS Slim」シリーズは、他社が信託報酬を下げると自動で値下げしてくれるため、長期投資に非常に向いている商品です。
参考記事
https://emaxis.am.mufg.jp/lp/slim/pr1/
(出典:三菱UFJアセットマネジメント)
どこで買う?おすすめ証券会社
新NISAを始めるなら、必ずネット証券を使いましょう。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- 松井証券
このあたりの主要ネット証券であれば、「eMAXIS Slim」シリーズを取り扱っています。
対面型の証券会社や銀行窓口では手数料が高く、不要な勧誘も多いため避けた方が賢明です。
積立?一括?どちらがいいの?
「毎月積立」と「一括投資」、どちらが良いかという質問も多いです。
結論から言えば、将来のリターンは、どちらでも大きな差はありません。
私はリタイア後ということもあり、暴落が来ても気にならないので、一括で入れることが多いですが、現役世代の方なら毎月コツコツ積み立てる方が心理的にも安心です。
過去のデータでは、ドルコスト平均法による積立と一括投資では、長期的に見てパフォーマンスの差はほとんどありません。
重要なのは「市場に居続けること」です。
新NISAでの投資戦略:インデックスでOK
短期的な値動きに一喜一憂するよりも、
「長期で保有し、ガチャガチャ動かさない」方が成功の確率は圧倒的に高いです。
個別株投資も魅力はありますが、将来の業績や経営環境は誰にも読めません。
インデックスファンドなら、仮に一部の企業が業績不振でも他の企業がカバーしてくれます。
“平均で勝つ”という戦略が、長期では最も強いのです。
米国株か?全世界株か?どっちが正解?
この議論はよく出ます。
米国株(S&P500)は過去20年間で圧倒的な成績を誇っていますが、今後も同じ結果になる保証はありません。
一方、全世界株(オールカントリー)はアメリカを含み、成長国にも投資できます。
迷う方は「全世界株」でOKです。
世界の経済の中心が変わっても、自動で比率が調整されるので安心です。
そして、全世界から米国が投資対象から外れる事はほぼないと思いますので、
どちらにしろ、米国株に投資する事になります。
銘柄選びのポイント:コストと純資産総額
商品を選ぶときは、次の2つを確認してください。
- 信託報酬(手数料)が安いか(最安値付近か)
- 純資産総額が十分に大きいか
純資産総額が小さいファンドは、運用コストが高くなったり、将来的に繰上償還されるリスクもあります。
迷ったら、信頼できる投資家・アナリストが公表している「低コストファンドランキング」を参考にするのも良いです。
私のおススメは、水瀬ケンイチさんです。
長年、インデックスファンドを実践されて、経済的自立を達成された方です。
水瀬ケンイチさんのブログ記事を紹介します。
参考資料
https://randomwalker.blog.fc2.com/blog-entry-5543.html
(出典:梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記))
まとめ:新NISAは「愚直にコツコツ」でOK
新NISAのポイントをまとめます。
- ネット証券で始める
- 低コストのインデックスファンドを選ぶ
- 毎月コツコツ積み立てる
- 米国・全世界・先進国のいずれかでOK
- ガチャガチャ動かさず、放置する
投資は「考えすぎない」「続ける」ことが一番大切です。
制度を理解し、仕組みに乗ることが長期的な成功につながります。
終わりに
新NISAは一生に一度の大チャンスです。
「1800万円の非課税枠」を上手に使って、将来の安心資金を育てていきましょう。
焦らず、慌てず、そして「愚直に続ける」。
それが最もシンプルで、最も強い投資法です。
今日も、皆さんが安心して資産形成を続けられますように。
鼻つぶれぱぐ男でした。

