小金持ちへの道

X(旧Twitter)の「資産達成ツイート」に振り回されないために大切な視点|インデックス投資の本質とは

X(旧Twitter)の「資産達成ツイート」に振り回されないために大切な視点|インデックス投資の本質とは

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はじめに

このチャンネルでは、金融機関や周りの人がなかなか教えてくれない「身近だけど本質的なお金の話」を、40歳でリタイアした私・鼻つぶれぱぐ男が発信しています。

今日のテーマは、Xでよく見かける「資産1億円達成しました!」といった投稿についてです。

半分雑談、半分注意喚起として受け取っていただければと思います。

Xにあふれる「資産達成報告」に感じる違和感

最近、Xを開くと「1億達成しました」「3億突破しました」といった投稿が頻繁に流れてきます。

もちろん、投稿する・しないは本人の自由です。

ただ、資産額を公開して「皆さんのおかげです!」と言われても、一体誰に対する感謝なのか、正直よくわかりません。

そして、他人の資産額を見て自分と比較してしまう人が増えているように感じます。

しかし、資産額や投資環境は一人ひとり違います。

家族構成、収入、生活費、住んでいる地域によって必要な資産額は大きく変わります。

だからこそ、他人の数字に惑わされる必要はまったくないのです。

資産額の比較が意味を持たない理由

よく「資産1億円を目指しています」という声を聞きますが、

その目標設定は本当に自分の生活に合っていますか?

たとえば、生活費が年間300万円の人と600万円の人では必要な資産額は倍近く違います。

さらに、インフレが進めば生活費は自然と上がります。

もし給料の伸びがインフレに追いつかなければ、家計がじわじわ苦しくなることもあります。

そのとき大切なのは「資産額を増やすこと」よりも「支出を見直すこと」です。

不要なサブスク、保険料、生活習慣のムダを削ることが、最も即効性のある“投資”なのです。

結局のところ、投資成果は「入金力」で決まる

投資の世界には「必勝法」や「魔法の銘柄」はありません。

低コストのインデックスファンドなら、月1,000円でも月100万円でも、同じ商品を同じ条件で買うことができます。

再現性が高く、着実に積み上げられるのはインデックス投資だけです。

つまり、リターンの差は“入金力の差”でしかありません。
SNSでは、短期の利益報告や高額資産達成ツイートが目を引きますが、

そこだけを切り取っても本質は見えません。

肝心なのは、毎月いくら投資に回せるか、その生活が持続できるかです。

「今はみんな儲かっている時期」という事実

今Xに資産達成報告があふれているのは、単に相場が好調なだけです。

株価が下がった2020年のコロナ時、2022年の調整相場では、ほとんどの人が「爆益ツイート」などしていませんでした。

むしろ、SNSから姿を消した人も多かったはずです。

つまり、SNSの情報はその人の投資の成功・失敗の一部しか見えません。
一時的な数字に影響されて投資方針を変えるのは、リスクしかありません。

インデックス投資は「儲けるため」ではなく「資産を守るため」

インデックスファンドは、決して“儲けようとするもの”ではありません。

世界経済の成長に合わせて自分の資産が目減りしないように、長期で育てていくためのツールです。

「インデックス投資=簡単に儲かる」
この誤解をして始めると、いずれ必ず心が折れます。

私も過去には、保険に月8万円も払っていたり、意味のない金融商品を買って失敗したり、さまざまな遠回りをしてきました。

だからこそ声を大にして言いたいのは、「まず支出を整え、無理のない範囲で積み立てること」が最も再現性の高い方法だということです。

他人の資産額よりも、自分の生活を整えることが大事

SNSの数字を見る前に、自分自身の生活を丁寧に見直すことが最優先です。

  • 生活費はいくらか
  • むだな支出はどこか
  • 毎月安定して積み立てられる額はいくらか
  • 仕事の収入はどの程度上昇しそうか

こうした自分自身のデータこそ、投資において最も価値があります。

まとめ

Xに溢れる「資産達成ツイート」に一喜一憂する必要はありません。

他人の数字よりも、自分の生活費・家計の状況・入金力を高めることが、長期で見れば何倍も重要です。

私の結論は一つです。
インデックス投資は焦らず、コツコツ続ける人が最後に残ります。

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