アクティブファンドとインデックスファンドの違いを12年運用で比較してみた結果

✍️ はじめに
みなさん、おはようございます。鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や身近な人が教えてくれない「へぇ」と思えるようなお金の話を、40歳でリタイアした私の視点からお届けしています。
今回のテーマは「アクティブファンドとインデックスファンドの投資成績を比べてみた結果」についてです。
郵便局時代にアクティブファンドを選んだワケ
私は郵便局に勤めていた頃、老後2,000万円問題をきっかけに投資を始めました。
妻から「年金以外で1億円必要だ」と言われ、焦りながらも勉強を開始しました。
ちょうどその頃、積立NISAが始まり、郵便局で案内されていたアクティブファンドを選択しました。
結果、約4年間、年間40万円ずつ計160万円をアクティブファンドで積み立てていました。今思えば、これは完全に私の黒歴史です。
なぜ今になって見直しを考えたのか
現在43歳の私は、当時積み立てたアクティブファンドをまだ保持しています。
積立NISAの非課税期間は20年ありますから、「55歳くらいで取り崩そう」と思っていました。
しかし最近、制度の変化や資産の見直しを通じて「これ、もしかして損してないか?」と思い始めたのです。
特にアクティブファンドは信託報酬が高く、長期間持つことでリターンに大きく影響します。
実際に比較してみたら衝撃の結果に
具体的にどれほどの差が出るのか、私が投資していたアクティブファンドと、今主流のインデックスファンド(例:オールカントリー)で比較してみました。
- 元本:260万円(つみたてNISAで160万円を8年間運用して、成績)
- 運用期間:12年
- 年間リターン(仮定):5%
- 信託報酬差:アクティブ1.5%、インデックス0.2%(差は1.3%)
この条件で運用した場合の試算がこちらです:
- アクティブファンド:381万円
- インデックスファンド:462万円
その差はなんと81万円です。たった1.3%の信託報酬差が、12年でこれほどまでに資産に差を生むとは…コストの影響は侮れません。
課税口座での比較もしてみた
さらに、インデックスファンドを特定口座(課税あり)で運用した場合も比較してみました。
- インデックス投資の利益:202万円
- 税金(20.315%):約41万円
- 手取り:421万円
一方で、アクティブファンドは非課税のままで381万円。つまり、特定口座でもインデックスファンドの方が40万円多いという結果になりました。
これは衝撃的です。非課税のアクティブファンドより、課税されたインデックスファンドの方が最終的に多いとは…。
今後の方針と反省
これまでの投資方針を見直し、私は7月頃にアクティブファンドを売却するつもりです。2024年以降、NISA制度の改正やiDeCoの掛金増額も予想される中で、非課税枠を有効活用するには、低コストなインデックスファンドへの切り替えが有効だと感じました。
郵便局での勤務という環境の中、選択肢が限られていたのも事実ですが、今は楽天証券などでS&P500やオールカントリーに投資しています。
気づいたときが一番若い時。80万円の損失が出る前に気づけてよかったと前向きに捉えています。
チャットGPTも活用しよう
今回の比較には、チャットGPTも活用しました。信託報酬の差が複利でどう影響するか、簡単な試算を出すのにとても便利です。
皆さんも、資産の整理や将来の見通しを立てる際には、ぜひチャットGPTを活用してみてください。資産運用の見直しは、将来の安心につながります。
おわりに
ということで、今回はアクティブファンドとインデックスファンドの12年後の差について、私の実体験を交えてお話しました。
コストは静かな殺し屋とも言われます。
皆さんも「何にいくら払っているのか?」を今一度見直してみてください。
それでは今日も気を付けて、いってらっしゃい!