今の投資環境は当たり前ではありません|S&P500とオルカンが簡単に買える時代の落とし穴を40歳リタイア目線で解説
今の投資環境は当たり前ではありません|S&P500とオルカンが簡単に買える時代の落とし穴を40歳リタイア目線で解説
はじめに|「今の投資環境」は普通ではありません
このブログでは、金融機関や周りの人が教えてくれない、身近で「へー」と思えるお金の話をお伝えしています。
40歳でリタイアした鼻つぶれぱぐ男です。
年末が近づき、「来年から投資を始めよう」「最近投資を始めた」という方も増えてきました。
そんな方に、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
それは、今の投資環境は決して当たり前ではないという事実です。
昔は今のような投資商品は簡単に買えなかった
今では、全世界株式(オルカン)やS&P500といったインデックスファンドを、日本円で、低コストで、誰でも簡単に購入できます。
しかし、これはごく最近になって実現した環境です。
少し前まで、日本では
- 全世界株式にまとめて投資する商品
- 超低コストのインデックスファンド
は、ほとんど存在していませんでした。
インデックスファンド低コスト化の転換点
日本の投資環境が大きく変わった転換点があります。
それが、eMAXIS Slimシリーズの登場です。
それ以前は、
- 比較的コストの高いパッシブファンド
- 金融機関の窓口で買う高コストのアクティブファンド
が主流でした。
eMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準の運用コスト」を掲げ、ネット証券専用で販売されました。
この登場により、既存ファンドとの信託報酬引き下げ競争が起こり、日本全体の投資信託の質が一気に向上しました。
私が知る限り、先進国のインデックス投資がひと昔は主流で、
eMAXIS Slim先進国株式ファンドとニッセイ外国株式インデックスファンドが信託報酬引き下げ競争のきっかけじゃないかなと思います。
今の低コスト環境は、この競争の結果です。
これ以上「劇的に良い商品」は出にくい理由
今後、さらにすごい投資商品が出てくるかというと、正直なところ可能性は低いと考えています。
理由はシンプルです。
すでに米国には
- VOO
- IVV
- SPY
といった、S&P500に連動する完成度の高いETFが何十年も前から存在しています。
全世界株式もVTが代表例です。
これらの構造は、20年、30年、40年とほとんど変わっていません。
日本の投資信託は、これを使いやすく・低コストで真似できるようになっただけなのです。
そして、現在の日本の投資信託とETFはだいぶ低コストになっています。
なので、低コストを追い求めるよりは、純資産総額の多い商品を選ぶポイントに追加した方がいいと思います。
eMAXIS Slimシリーズはファンド終了(償還)する可能性は低いと思います。
S&P500が好調すぎる今こそ注意が必要です
ここ数年、S&P500は非常に好調です。
特に、
- 一昨年、昨年、今年
と、3年連続で大きく上昇しています。
20%以上の上昇が続く年もあり、「投資は簡単」「すぐ資産が増える」と感じている方も多いでしょう。
しかし、これは異常に恵まれた局面です。
インデックス投資の本来の期待リターン
インデックスファンドの長期平均リターンは、年率7%前後と言われています。
有名な「72の法則」を使うと、
- 年利7% → 資産が倍になるまで約10年
です。
それが、ここ数年で
- 3~5年で資産が倍
になっている人が多いのは、明らかに出来すぎです。
山高ければ谷深し|調整は必ず来ます
相場の世界には
「山高ければ谷深し」
という言葉があります。
上がり続ける相場は存在しません。
いつ来るかは誰にも分かりませんが、必ず調整局面は訪れます。
今の環境を「普通」と思ってしまうと、下落時に耐えられなくなります。
だからこそ「余裕資金」で投資することが大切です
私は、
- 明日30%下がっても
- 一時的に50%下がっても
耐えられる金額で投資することが大切だと考えています。
インデックスファンドは長期で回復します。
しかし、それは精神的に耐えられる人だけが享受できるリターンです。
生活費や将来使うお金まで全力投資する必要はありません。
まとめ|今の投資環境に感謝しつつ、冷静に続けましょう
今の投資環境は、本当に恵まれています。
だからこそ、
- 過度な期待をしない
- 下落を前提に考える
- 長期目線で淡々と続ける
この姿勢が何より大切です。
「今は当たり前じゃない」
この視点を忘れずに、投資と向き合っていきましょう。
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