個別株の損切りについての考え方|投資方針を決めよう

はじめに
こんにちは、鼻つぶれぱぐ男です。
本日は視聴者の方からいただいた「個別株の損切り」についての質問にお答えします。
投資において損切りの判断は非常に難しいですが、基本的な考え方や方針を持つことで、迷いが少なくなります。
1. 個別株の損切りは投資方針による
結論から言うと、損切りすべきかどうかは投資方針によります。
私は個別株を長期投資の一環として考えており、特に日本株はキャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当)の両方を狙って投資しています。
また、日本株は景気に敏感で値動きが大きい傾向があります。
そのため、私は日本株のインデックスファンドではなく、自分で個別株を分散させてポートフォリオを作っています。
こうすることで、一つの銘柄の値動きに左右されにくくなります。
2. 私の売却基準
私が個別株を売却するタイミングは以下のような場合です。
- 無配になった場合
- 配当を期待していた銘柄が無配になったら、保有の目的がなくなるため売却を検討します。
- 企業不祥事が発覚した場合
- 重大なコンプライアンス違反や経営の問題が明るみに出た場合は、長期的なリスクを考え売却することが多いです。
- 他に魅力的な投資先が見つかった場合
- 資金の効率を考え、より成長性が高い銘柄へ乗り換えることもあります。
質問者さんのケースでは、企業の業績が悪化していないにも関わらずAI(半導体)バブルの終焉などで、一時的に株価が下がっているとのことです。
これは短期的な需給の影響も考えられるため、焦って売る必要はないかもしれません。
3. 損切りせずにできる対策
もし損切りを迷っているなら、以下のような方法も検討できます。
① 損出しによる税金対策
- 日本の税制では、損失を確定させることで、他の利益と相殺する「損益通算」が可能です。
- 例えば、他の銘柄で利益が出ている場合、損失を確定させることで課税額を抑えることができます。
- さらに「損出し」の後、同じ銘柄を買い戻すことも可能です。
② 買い増し(ナンピン)
- 企業の成長性に自信があるなら、株価が下がったタイミングで買い増すのも一つの手です。
- ただし、ナンピンは資金管理が重要で、無計画に買い増すとリスクが高まるので注意が必要です。
4. ブームで買った銘柄は要注意
質問者さんの銘柄はAIブームで人気が出た企業とのことですが、一つ気をつけてほしいのは「ブームはいつか終わる」ということです。
例えば、「AI関連だから将来性がある」と思って買ったとしても、本当に企業の競争力があるのかを見極める必要があります。
- その企業をブーム前から知っていたか?
- 本当に事業が安定しているか?
- 競合と比較して強みがあるか?
これらを再確認し、長期的に成長が見込めるなら、焦って売る必要はないでしょう。
まとめ
個別株の損切りについて、私の考えをお話ししました。
- 損切りの判断は投資方針による
- 無配や企業不祥事がなければ、焦る必要はない
- 損出しやナンピンなどの対策も検討できる
- ブームで買った銘柄は冷静に判断することが重要
損切りは心理的に難しいですが、投資方針をしっかり持つことで、感情に流されずに判断できるようになります。ぜひ参考にしてみてください。