小金持ちへの道

都心の家賃が高騰中!賃貸と購入どちらが得か?感情を抜きに「お金」で考えてみた


都心の家賃が高騰中!賃貸と購入どちらが得か?感情を抜きに「お金」で考えてみた

moomoo証券

はじめに:家賃の高騰が続いています

皆さんこんにちは。鼻つぶれぱぐ男です。
今回は、最近気になったニュース「都心の家賃高騰」について、取り上げてみたいと思います。

日経新聞(2024年6月17日)の記事によると、東京23区の分譲マンション賃料は、

1平方メートルあたり4,692円と、2004年以降で最高値を4カ月連続で更新中とのことです。

特に築浅(ちくあさ)物件の供給が増えたことで、賃料全体を押し上げているようです。

この1年で9%も上昇しており、家賃10万円だった部屋が、1年後には11万円になっている、という計算になります。


東京だけじゃない?近郊エリアも上昇中

家賃が上昇しているのは東京23区だけではありません。

神奈川県・埼玉県・千葉県といった近郊のエリアも、同様に上昇トレンドにあります。

地方の一部では例外もあるかもしれませんが、首都圏の人気エリアは特に上昇が顕著です。

背景には、築浅の物件を投資目的で購入し、賃貸に出す動きが強まっていることがあります。

家を購入できない層が増える一方で、賃貸需要が増えているのです。


住宅ローン金利と家賃の関係

ここで重要なのが金利の話です。
現在、日本は利上げ方向にある可能性があります。

住宅ローンの金利が上がると、返済負担も増加します。

これにより、これまで住宅ローンを組めていた人たちが、審査に通らなくなり、家を買えないケースが増える可能性があります。

その結果、賃貸需要がさらに高まり、家賃は今後も高水準で推移すると見込まれています。
このような背景から、「今は家を買うべきか?それとも賃貸でいるべきか?」というテーマに、多くの人が頭を悩ませています。


感情論を抜きに「お金」で考えると?

私は現在、賃貸に住んでいますが、今回は感情論を抜きに「お金」だけの観点で家を買うかどうかを考えてみます。

家を買うということは、投資です。

不動産投資なのです。
最終的に売却したとき、住宅ローンの残債より高く売れれば、その家は「資産」として機能します。
しかし、5000万円で家を買って、将来的に4500万円でしか売れないとしたら、それは「負債」です。

これは株式投資と同じ考え方です。

100万円投資して90万円になれば、10万円の損失です。
家でも同じことが起きます。


実際に「得する家の買い方」はできるのか?

理屈上は「買った方が得」になる場合もあります。
ただし、それには「適正価格」で「価値が落ちにくい地域の物件」を購入する必要があります。
これは、プロの不動産投資家でも難しい話です。

正直、素人が不動産で利益を出すのはかなり難しいです。


投資に回したほうが得?という選択肢

仮に、5000万円の現金を持っていたとします。
それを一括で家を買うよりも、S&P500などのインデックスファンドに投資して、

そこから得られる利益で家賃を払った方が「お金が増える可能性が高い」時代になっています。

もちろん、投資にもリスクがありますが、家を買って価値が下がるリスクも同様に存在します。


まとめ:家を買うかどうかの判断軸は?

感情論を排除して考えると、家は「資産」ではなく「投資対象」として見る必要があります。
買ったときの価格よりも、売るときに高く売れれば「資産」、安くなっていれば「負債」です。

家賃が高騰しているからといって、慌てて家を買うのではなく、「金銭的に得かどうか」で冷静に判断することが大切です。

今の家賃が高いと感じる方も、買うことでさらにコストがかかる可能性があるという点も、見落とさないようにしましょう。


最後に

私が住んでいる地域でも、築浅の物件が出てきていますが、やはり家賃は10年前に比べて30%ほど上昇しています。

この状況が今後どうなるのかを注視しながら、自分にとっての最適な選択を「感情」ではなく「数字と事実」で判断していくことをおすすめします。

楽天証券
SBI証券 iDeCo