詐欺師は詐欺師と名乗らない|「金融商品販売のプロ」に騙されないための現実的なお金の守り方


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はじめに|「きちんとした人」ほど疑うべき理由です

このブログでは、金融機関や周囲の人がなかなか教えてくれない「身近なお金の話」を、40歳でリタイアした私・鼻つぶれぱぐ男が発信しています。
一人でも多くの人が、お金に困らない人生を送ってほしいという思いで続けています。

今回のテーマは、ボーナスや資金の動きが活発になる年末にこそ知っておいてほしい内容です。
「詐欺師は自分を詐欺師とは言わない」

これは、金融の世界に長くいたからこそ、強く伝えたい現実です。

ちなみに私は、金融機関などに勤めていている営業マンは、合法詐欺師です。

なので、本当の詐欺師とは、混合しないようにだけお願いします。


見た目が「安心そう」な人ほど危険です

皆さんの目の前に、スーツをきちんと着た笑顔の素敵な人が現れたらどうでしょうか。
保険会社、証券会社、銀行、郵便局やよくわからない投資会社や自宅にくる営業マンなどなど。
肩書きや会社名を聞くだけで、安心してしまう人も多いと思います。

または、肩書きや会社名が知らなくても、スーツをきちんと着た笑顔の素敵な人いたら、嫌な思いをしない人の方が多いのではないでしょうか?

ですが、考えてみてください。
本物の詐欺師や危ない商品を売る人が、最初から怪しい格好で近づいてくるでしょうか。
そんなことはありません。

人は「信頼できそう」「感じがいい」という理由だけで、警戒心を下げてしまいます。
そこを狙ってくるのが、金融商品の営業です。


私自身も「合法詐欺」をしていました

私は以前、郵便局で保険の営業をしていました。
今だから言えますが、私自身も合法的に高い手数料の商品を売る側の人間でした。

違法ではありません。
ですが、「お客さんにとって本当に得か?」と聞かれたら、答えに詰まる商品も多かったのが事実です。

但し、金融の勉強するまでは、全然気づかず、お客さまを幸せにできると信じていました。

金融機関に相談に行って、
「この商品は良くありません」
「やめた方がいいです」
そんなことを言われることは、まずありません。

なぜなら、彼らの仕事はアドバイスではなく販売だからです。

ちなみに、私は、変人です。

金融を学んでからは、郵便局の商品は全然売らず、ネット証券などおススメしていました。


金融機関の人は「金融のプロ」ではありません

ここは大きな勘違いが多いポイントです。

金融機関の窓口にいる人は、
金融のプロではありません。
正確には、金融商品を売るプロです。

・自社の商品をどう魅力的に見せるか
・不安をどう言語化して拾い上げるか
・断りにくい空気をどう作るか

このスキルは非常に高いです。
だからこそ、話を聞いているうちに「自分のために考えてくれている」と錯覚してしまいます。


営業トークはこうやって作られています

営業の現場では、まず不安を引き出します。

・亡くなった後の家族の心配
・老後資金が足りない不安
・病気や入院への不安

そして最後にこう言います。
「その不安、すべてこの商品で解決できますよ」

死亡保障、医療保障、貯蓄性。
すべてが一つにまとまった商品の完成です。

ですが、それはお客さんにとっての最適解ではなく、売る側にとって都合の良い商品であることがほとんどです。


年末は「お金の話」が一気に増えます

これから年末にかけて、ボーナスや資金の動きが活発になります。
そのタイミングで、必ずと言っていいほど「お金の話」が近づいてきます。

・高利回りをうたう投資
・保険と投資を組み合わせた商品
・よく分からない実物資産投資

分からないものには、絶対に手を出さないでください。


本当にやるべき資産形成とは

資産形成でやるべきことは、とてもシンプルです。

・ネット証券で口座を開設する
・新NISA制度を使う
・低コストのインデックスファンドを選ぶ

これだけで十分です。
誰かに相談する必要もありません。

知識は最大の防御です。


まとめ|詐欺師は詐欺師と名乗りません

・きれいな身なり
・大手企業
・丁寧な言葉遣い

これらは安心材料ではありません。
むしろ、警戒すべきサインです。

年末は特に気をつけてください。
分からない商品には手を出さない。
これだけで、お金はしっかり守れます。

今日も気をつけて、いってらっしゃい。

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