日本社債ETFが登場|利回り1.8%は本当に魅力?個人向け国債と比較して見えた意外な結論


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今回のテーマは、最近話題になっている日本社債ETFの登場についてです。
日本でも金利のある世界が戻りつつある中で、「株式よりも債券の方が安心なのでは?」と考える人も増えてきています。

しかし、利回りだけを見て投資を決めてしまうと、思わぬ落とし穴があるかもしれません。
今回は、日本社債ETFの特徴と注意点について、分かりやすく解説していきます。

参考サイト

https://money-bu-jpx.com/news/article066486/

(出典:東証マネ部)


日本社債ETFとは?ブラックロックが新商品を上場

最近、日本市場に日本円建て社債ETFが登場しました。

銘柄コードは515Aで、運用会社は世界最大級の資産運用会社である
BlackRockです。

このETFは、日本企業が発行する社債に投資する商品で、いわば日本企業の社債の詰め合わせパックのようなものです。

個別の社債ではなく、複数の企業の社債に分散投資することで、リスクを抑える仕組みになっています。


投資対象はA格以上の高格付け企業

このETFの特徴の一つが、高格付け企業の社債に投資する点です。

格付け会社からA格以上の評価を受けた企業が対象となっています。

例えば、想定されている投資先には以下のような企業があります。

  • KDDI
  • LINEヤフー
  • 三井物産
  • JR東日本

いずれも日本を代表する大企業です。
また、投資銘柄数は100銘柄以上を想定しており、分散投資によるリスク低減が図られています。


日本の金利は上昇中|預金より利回りは高い

日本は長い間、超低金利の時代が続いていました。

しかし最近は少しずつ金利が上昇しており、

例えば
三菱UFJ銀行の普通預金金利は
**0.3%(2026年3月時点)**です。

一方、この日本社債ETFの想定利回りは
約1.8%前後とされています。

預金と比較すると、確かに高い利回りに見えるかもしれません。


社債投資で知っておくべき「無担保」のリスク

ここで大事なポイントがあります。

それは、個別の社債の多くが無担保であることです。

無担保とは、簡単に言えば
企業が倒産した場合、必ずしもお金が返ってくる保証がないということです。

もちろん、大企業がすぐに倒産する可能性は高くありません。
しかし、投資である以上、絶対に安全なものは存在しないということを理解しておく必要があります。


ETFのコストと価格変動にも注意

この日本社債ETFには、当然ながら信託報酬もあります。

現在は
**年率0.165%(税込)**ですが、
**2029年以降は0.33%**に上がる予定です。

さらに、ETFである以上、日々の価格変動もあります。

つまり、

  • 元本保証ではない
  • 価格が上下する
  • 信託報酬がかかる

という点は理解しておく必要があります。


個人向け国債との比較|実は大差ない?

ここで比較対象としてよく挙げられるのが個人向け国債です。

例えば2026年3月時点では

  • 固定3年:1.34%
  • 固定5年:1.58%
  • 変動10年:1.4%

といった利回りになっています。

個人向け国債の大きなメリットは

  • 元本保証
  • 信託報酬なし
  • 価格変動なし

という点です。

利回りだけを見ると社債ETFの方が少し高いですが、
コストやリスクを考えると、それほど大きな差があるわけではないとも言えます。


投資するなら理解しておきたいポイント

もし社債に投資する場合は、次の点を意識することが大切です。

① 利回りだけで判断しない
高い利回りには、それ相応のリスクがあります。

② 分散投資を意識する
個別社債を買う場合は、複数の企業に分散することが重要です。

③ 無担保社債の仕組みを理解する
企業が返済できなくなる可能性もゼロではありません。


金利上昇時代は「貸す側」が有利になる

これから日本は、少しずつ金利が上がる可能性があります。

金利が上がるということは、

  • 借りる人は不利
  • 貸す人は有利

という世界になります。

住宅ローンや各種ローンを利用する人にとっては負担が増える可能性がありますが、
一方で資産を持つ人にとってはチャンスでもあります。

投資を通じて、
お金を借りる側ではなく、貸す側に回る

この視点を持つことが、これからの時代には非常に重要です。


まとめ|利回りだけで投資を判断しない

今回ご紹介した日本社債ETFは、分散投資ができる新しい商品として注目されています。

しかし、利回りだけを見ると魅力的に見えても、

  • 信託報酬
  • 価格変動
  • 元本保証なし

といった点も考える必要があります。

個人向け国債などと比較しながら、自分のリスク許容度に合った投資を考えることが大切です。

これから日本は金利のある世界に戻っていきます。
少しずつ金融リテラシーを高めながら、お金を借りる側ではなく貸す側の立場を目指していきましょう。

私も皆さんと一緒に学びながら、「お金に困らない人生」を目指していきたいと思います。

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