オルカン1本は危険?新NISAで人気の全世界株式「オールカントリー」を長期投資で持ち続けて大丈夫なのか解説します
オルカン1本は危険?新NISAで人気の全世界株式「オールカントリー」を長期投資で持ち続けて大丈夫なのか解説します
はじめに|金融機関が教えてくれない「本質的なお金の話」
このブログでは、金融機関や周りの人がなかなか教えてくれない「へぇー」と思える身近なお金の話をお届けしています。
私は40歳でリタイアしましたが、投資の世界において感じるのは「お金に困らない人生を送るための考え方」はとてもシンプルだということです。
今回のテーマは、最近よく議論されている
「オルカン1本で本当に大丈夫なのか?」
という問題です。
新NISAのスタート以降、全世界株式インデックスファンドである**オールカントリー(通称オルカン)**は爆発的な人気を集めています。
しかし一方で、
- 本当に1本で大丈夫なのか
- リスクはないのか
- 老後まで持ち続けて問題ないのか
といった疑問も出てきています。
今回はその議論について、記事の内容を踏まえながら、私自身の考え方を解説していきます。
新NISAで爆売れした「オルカン」
2026年2月の東洋経済オンラインの記事では、新NISAの人気商品としてオールカントリーが取り上げられていました。
実際に、個人投資家が投票するファンド・オブ・ザ・イヤー2025では、
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
が圧倒的な票数で1位を獲得しています。
ちなみに豆知識ですが、「オルカン」という言葉だけで通じるのは基本的にこの
eMAXIS Slim 全世界株式
のことを指します。
楽天オルカンなど他のファンドは、正式には「楽天・オールカントリー」など名前を付けて区別する必要があります。
それだけこのファンドは、日本の個人投資家の中で定番商品になっているのです。
オルカン1本が不安と言われる3つの理由
記事では、オールカントリー1本投資に対して運用側のファンドマネージャー達が不安視する理由として、主に次の3つが挙げられていました。
① 為替リスク
海外株式に投資しているため、円高になると資産価値が目減りする可能性があります。
日本で生活している以上、最終的には円に戻して生活費として使う必要があります。
そのため、
- 売却時に円高になっていたらどうするのか
- 想定より資産が減るのではないか
という心配があるということです。
② アメリカ株への集中
オールカントリーは世界分散とはいえ、現在は半分以上が米国株です。
つまり実質的には、
「米国株インデックスに近い」
という見方もあります。
もしアメリカ経済が弱くなれば、ファンド全体の成績にも影響が出てしまいます。
③ 出口戦略が不明確
株式はリスク資産です。
老後に生活費として使うとき、
- どのタイミングで売るのか
- 分配金型に移行するのか
- リスクを下げるのか
という出口戦略が課題になるという指摘です。
私の結論|それでもオルカンでいいと思います
ここからは私の考えですが、結論はシンプルです。
それでもオルカンで問題ないと思います。
むしろ多くの人にとって、
「最適解に近い投資商品」
だと考えています。
私はいつも言っていますが、
投資に正解はありません。
ただし、
最適解は存在します。
人生、収入、資産額、家庭環境は人それぞれ違います。
その中で多くの人にとって合理的な選択肢がオールカントリーなのです。
①為替リスクは実はそこまで心配いらない
為替リスクを考えるときに大事な視点があります。
それは、
「あなた自身が日本円を稼ぐファンド」
だということです。
例えば多くの人は
- 会社員
- 自営業
- フリーランス
として働き、日本円で収入を得ています。
つまり私たちはすでに
日本円資産に偏ったポートフォリオ
を持っているのです。
それ以外の日本円の資産は
- 日本円預金
- 公的年金からの収入
- 日本国債
なども基本的には円資産です。
そう考えると、むしろ海外資産を持つことは
通貨分散
になります。
長期的に見ると、日本は
- 人口減少
- インフレ圧力
- 経済成長の鈍化
などを考えると、円が強くなり続ける可能性は高くないと考える人も多いでしょう。
だからこそ、
外貨資産を持つこと自体がリスク対策
になると私は考えています。
②アメリカ集中も自然に調整される
オールカントリーは
時価総額加重型インデックス
です。
つまり、
世界の株式市場の規模に応じて自動的に比率が変わります。
もし将来
- 日本
- 欧州
- 新興国
などが成長すれば、その分比率は自然に上がっていきます。
これはつまり
自動リバランス機能
があるということです。
どの国が30年後に勝つかは誰にも分かりません。
だからこそ、
世界全体に投資する
という考え方は合理的なのです。
③出口戦略はシンプルでいい
出口戦略も難しく考える必要はありません。
例えば
現金50%
オルカン50%
というポートフォリオを作ります。
そして1年に1回、
- オルカンが増えていたら → オルカンから生活費を出す
- 現金が多くなっていたら → 現金から生活費を出す
という形で
リバランスしながら取り崩す
だけです。
これなら
- 相場に振り回されない
- 高いときに売る
- 安いときに売らない
という合理的な行動が自然にできます。
最近では証券会社でも
定期取り崩し設定
ができるようになっているため、管理もそれほど難しくありません。
まとめ|オルカン+現金のシンプル戦略
私の結論はシンプルです。
長期投資を前提にするなら
オルカン+現金(日本円)
この組み合わせで十分だと思います。
特に現役世代の人は、
すでに
日本円を稼ぐマシン
として働いています。
そして、老後は公的年金もあります。
だからこそ資産運用では、
世界に分散された外貨資産
を持つ意味があるのです。
投資で大事なのは、
複雑な戦略ではなく「続けられる仕組み」
です。
その意味で、オールカントリーは多くの人にとって非常に優れた選択肢だと思います。
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