
株価下落時に要注意!高額有料セミナーの誘いに騙されないための投資マインドセット
はじめに
皆さんこんにちは。40歳でリタイアした鼻つぶれぱぐ男です。
私は、金融機関や周囲の人がなかなか教えてくれない「身近なお金の話」を発信しています。
今回は 「株価下落時に増える有料セミナー勧誘の罠」 についてお話します。
特に、インデックス投資をしている方や、資産形成を地道に進めている方にぜひ読んでいただきたい内容です。
株価下落時に増える「高額セミナー」の誘い
株式市場は常に上がり続けるわけではありません。
特に9月~10月は株価が荒れやすい時期と言われ、20~30%の下落も珍しくありません。そのタイミングで必ず現れるのが、 「有料投資セミナー」や「高額情報商材」 の勧誘です。
なぜなら、人は資産が減った時に不安になり、冷静な判断を失いやすいからです。
例えば1億円を運用している人が30%の下落を受けると3000万円の資産が消えます。
その不安につけ込み「私のセミナーなら損失を防げたかもしれません」という巧妙な言葉で誘ってくるのです。
有料セミナーの巧妙なトーク術
高額セミナーを主催する人たちは、直接「未来はこうなる」と断言しません。
代わりに、
- 「もし早く参加していれば損失を防げたかもしれない」
- 「私のやり方なら資産を守れた可能性がある」
といった「かもしれないトーク」で参加者を不安にさせます。
これは法律的には問題がないため、まさに「合法詐欺」と言える手法です。
しかし、冷静に考えてください。
インデックスファンドが下落するのは、あなた個人の責任ではありません。
世界経済全体の動きによるものであり、誰も避けることはできないのです。
インデックス投資の本質を忘れない
私の配信を聞いてくださっている方の多くは、 低コストのインデックスファンドでコツコツと資産形成をしている方 だと思います。
インデックス投資の目的は「市場平均を取ること」であり、資産を守ることです。
短期的には株価の上下がありますが、過去のデータを見れば20年、30年という長期スパンでは右肩上がりを続けています。
つまり、一時的な下落はむしろ安く買えるチャンスなのです。
有料セミナーにお金を払うくらいなら、その分をインデックスファンドに追加投資した方が将来のリターンに直結します。
リスク許容度を理解することが大切
ただし、注意しなければならないのは「自分のリスク許容度」です。
例えば1億円をインデックスに投資して3000万円の下落に耐えられないのであれば、それは投資額の設定が間違っているだけです。
- 投資金額を下げ、現金比率を高めておく。
- 積立額を自分が安心できる水準に調整する。
といった工夫で、自分に合った投資スタイルを作ることができます。
高額セミナーの実態とお金の価値
「株式の1000万円の損失に比べれば、たかが50万円のセミナー代」と言う人もいますが、50万円は50万円です。
お金持ちであろうと一般家庭であろうと、大切なお金に違いはありません。
本当にお金に困らない人ほど、クーポンや割引を活用し、無駄なお金を払わないものです。投資セミナーに50万円払うくらいなら、そのお金を資産運用に回す方がよほど合理的です。
株価下落は必ず起こる
株価の下落は誰にも止められません。
過去の歴史を振り返っても、景気後退時には平均して15カ月程度の下落が続いたこともあります。
しかし、その後は必ず回復し、長期的に見れば上昇してきました。
だからこそ、 「暴落は一時的」「市場平均は長期で右肩上がり」 という事実を忘れずに、焦らず続けることが大切です。
まとめ:有料セミナーよりも投資マインドを大切に
株価下落のタイミングで現れる高額有料セミナーは、投資家の不安につけ込むものです。
しかし、インデックス投資家が取るべき行動はシンプルです。
- 下落は誰のせいでもないと理解する
- 自分のリスク許容度を把握する
- 有料セミナーに惑わされずコツコツ続ける
これらを実践すれば、資産形成は必ず成果につながります。
皆さんも「不安な時こそ冷静に」投資を続けてください。
下落相場をチャンスに変え、長期的なお金に困らない人生を目指していきましょう。