インデックスファンドの出口戦略を考える

はじめに
こんにちは、鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周りの人が教えてくれない身近なお金の話をお届けしています。
今回は「インデックスファンドの出口戦略」について解説します。
投資を始めることも重要ですが、資産をどのように取り崩していくかも同じくらい大切です。
インデックスファンドの出口戦略の重要性
インデックスファンドで資産形成をしてきた方は、資産を増やすことに重点を置いてきたと思います。
しかし、リタイア後に資産を取り崩して使う段階では、どのようにお金を引き出すのかが重要になります。
適切な取り崩し方を考えないと、資産が早く枯渇してしまったり、無駄な税金を支払うことになったりする可能性があります。
インデックスファンドの取り崩し方法
インデックスファンドの出口戦略には、主に次の3つの方法があります。
1. 必要な時に必要な分だけ取り崩す
もっともシンプルな方法は、生活費の不足分をその都度取り崩すことです。
例えば、リタイア後の生活費が月20万円で、公的年金が月15万円支給される場合、不足分の5万円を毎月インデックスファンドから取り崩すという方法です。
この方法のメリットはシンプルで分かりやすいことですが、相場が悪い時に資産を売却すると、大きく目減りするリスクがある点に注意が必要です。
2. 4%ルールを活用する
「4%ルール」とは、年間の取り崩し額を資産の4%に設定する方法です。
これは、トリニティ・スタディという研究に基づいており、特定の条件下では資産を毎年、一定額取り崩しても、長期で持続する可能性が高いとされています。
4%ルールは米国株50%:米国債50%での投資が対象になります。
なので、皆さんが投資しているポートフォリオが必ず、
4%ルールが適用になるとは、思わないでください。
4%ルールには、次の2つの方法があります。
(1) 定額法(取崩時点の資産総額の4%を一定額取り崩す)
取崩時の資産総額の4%を毎年一定額で取り崩していく方法です。
例えば、1,500万円の資産がある場合、年間60万円(1,500万円 × 4%)を取り崩します。
この方法のデメリットは、相場が暴落しても取り崩し額が変わらないため、資産の減少が加速するリスクがあることです。
(2) 定率法(毎年の資産残高の4%を取り崩す)
毎年の資産残高の4%を取り崩す方法です。
例えば、資産が2,000万円に増えた場合は80万円を取り崩し、
逆に1,000万円に減った場合は40万円を取り崩します。
この方法のメリットは、市場の変動に応じて取り崩し額が変動するため、資産が早く枯渇するリスクを抑えられることです。
現金と株式のバランスを考えた出口戦略
より安定的な出口戦略として、現金と株式のバランスを調整する方法もあります。例えば、
- 資産の50%を株式、50%を現金で保有する。
- 年度ごとにリバランスを行い、株式が60%に増えた場合、株式を取り崩しバランス調整しつつ、生活費不足分にあてる。
- 暴落時に現金が60%になった場合、②の行為と同様、現金部分をリバランスする。
この方法を使えば、市場の変動に左右されにくくなり、資産を安定的に維持しながら取り崩すことができます。
まとめ
インデックスファンドの出口戦略には様々な方法がありますが、
基本は「必要な時に必要な額だけ取り崩す」ことです。
4%ルールを活用する方法や、現金と株式のバランスを調整する方法も選択肢の一つです。リタイア後の資産管理をしっかり考え、長期的に安心して暮らせるようにしましょう。