
米国債償還時は円で受け取る?ドルで再投資?ポートフォリオに合わせた賢い判断方法
はじめに|40歳でリタイアした私がお伝えします
このチャンネルでは、金融機関や周りの人が教えてくれない「へー」と思えるお金の話を、40歳でリタイアした私・鼻つぶれぱぐ男が発信しています。
今回のテーマは「米国債の償還時に円で受け取るか、ドルのまま再投資するか」という質問に対する回答です。
米国債は今でも魅力的な投資先なのか?
高金利環境が続いている米国
現在のアメリカは高金利環境が続いており、米国債は安全資産に近い存在の中でも比較的高い利回りを得られる投資先になっています。
そのため「再投資先の候補」としては十分魅力があります。
償還後に再投資するメリット
償還後に再び米国債を買えば、今の高い利回りを継続して活用することができます。
特に10年以上使う予定のない資金であれば、利回り確保の観点から再投資を検討してもよい時期です。
円で受け取るべきケースとは?
為替の「結果」よりこれからの「使い道」が重要
「購入時より円高だから円に戻した方がいい?」と考える方は多いですが、為替の先行きは読めません。
それよりも「このお金を今後何に使うのか」を軸に判断することが大切です。
円で受け取るのが向いているのはこんな人
- 日本円で支出予定(生活費・国内投資など)がある
- 株式など他のリスク資産の割合が高い
- 一時的に現金比率を高めたい
ドルで受け取って再投資する選択肢
ドル建て資産のまま保有するメリット
ドルで受け取れば、 為替の影響を受けずにそのまま運用を続けることができます。
再投資先としては以下のようなものがあります。
- 米国債を再購入
- ドル建てMMFで一時運用
- 米国ETFや米国株式を買い付け
ドル保有を選ぶべきケース
- 資金を10年以上使う予定がない
- ドル建て資産の割合が少なく、分散効果を狙いたい
- 為替の影響を避けながら長期運用したい
判断基準は「ポートフォリオと心の安定」
正解は一つではありません
「米国株のほうが伸びそう」「日本株は割安」など、情報はいろいろありますが、最も大切なのは自分自身のリスク許容度に合っているかどうかです。
一度、自分の資産配分を見直してみましょう
- 株式比率が高すぎないか
- 債券・現金など安定資産の割合は適切か
- 為替リスクをどこまで許容できるか
これらを確認するだけで、「円かドルか」の判断は自然に見えてきます。
まとめ|“安心できる選択”こそが正解
米国債の償還時には「円で受け取る」「ドルで再投資する」という2つの選択肢があります。
しかし、重要なのは為替レートではなく、自分の資産全体のバランスと心の安定です。
- 生活費や日本円での支出がある → 円で受け取る
- 長期運用でドル資産を増やしたい → ドルで再投資する
高金利環境だからこそ慌てず、自分に合った選択をしていきましょう。
今日も気をつけて、いってらっしゃいませ。