小金持ちへの道

【初心者必見】自分のリスク許容度を見極める方法|個人向け国債や預金運用で迷わない考え方

【初心者必見】自分のリスク許容度を見極める方法|個人向け国債や預金運用で迷わない考え方

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はじめに:お金に困らない人生を送るために

こんにちは。鼻つぶれぱぐ男です。
このチャンネルでは「金融機関が教えてくれない、へぇ~と思えるお金の話」をお届けしています。
40歳でリタイアした私が、皆さんがお金に困らない人生を送るためのヒントをお伝えしています。

今回は、リスナーの方から寄せられた2つの質問に答えながら、テーマを「自分のリスク許容度の見極め方」として解説していきます。


1. 質問①:個人向け国債はまとめて買うべき?分けて買うべき?

まず1つ目の質問です。

「個人向け国債を始めようと思うのですが、50万円をまとめて買うべきか、10万円ずつ5回に分けるべきか迷っています。」

とても良い質問です。
最初に結論をお伝えすると──

👉 「人それぞれです」

……と答えると、拍子抜けするかもしれませんね。
でもこの答えこそが、実は投資の本質なんです。


2. 「人それぞれ」が正解な理由

お金の使い方は、その人の生活状況・家族構成・収入・性格などによって大きく変わります。
たとえば、独身で安定した収入がある人と、子育て中の家庭では、同じ50万円でも「重み」がまったく違います。

2-1. 個人向け国債の特徴をおさらい

  • 元本保証(途中解約は1年後から可能)
  • 利率は固定または変動(国の信用で守られている)
  • 1年間は原則解約できない

つまり、「1年間出せないお金を入れる」という前提が必要です。
ここが、自分のリスク許容度を考える最初のステップになります。


3. まず「出せないお金」を計算する

リスク許容度とは、「どれだけリスクを取れるか」ではなく、「どれだけリスクを取っても夜ぐっすり眠れるか」です。

3-1. 生活費の確保が最優先

国債を買う前に、まず「1年間出せないお金」と「すぐ使えるお金」を分けてください。
一般的には、生活費の6か月〜1年分は現金で確保しておくのが安心です。
たとえば会社員なら、6か月分の生活費+予備費(医療費や緊急資金)を現金でキープしておくと良いでしょう。

3-2. それでも余裕がある分を運用に回す

その上で「1年間使わなくても平気なお金」があるなら、個人向け国債にまとめて入れてもOKです。
逆に、手元資金に余裕がないなら、10万円ずつ分けて購入するのも良い選択です。
ここでも正解は「自分の心が落ち着く方」です。


4. 質問②:預金のままのお金、どう運用すればいい?

次に2つ目の質問です。

「複数の銀行口座にそのままにしてある預金があります。どう運用すれば良いでしょうか?」

この質問も非常に多いです。
まず前提として、「預金も立派な“投資”」です。
なぜなら、あなたは「日本円」に投資しているからです。

物価が上昇している今、預金のままだと実質的にお金の価値は減っています。
つまり、「預金=ノーリスクではない」ということです。


5. 「なぜ預金に置いていたのか」を考える

この質問をされた方は、「ズボラでお金に向き合ってこなかった」と正直に書いてくれていました。
でも、これは多くの人に共通することです。
忙しい毎日の中で、投資や資産運用に意識が向かないのは当然のことです。

大切なのは、「これからどうするか」。
過去の行動を責める必要はありません。
今、お金と向き合い始めたこと自体が素晴らしい一歩です。


6. これから始める運用の考え方

6-1. リスク許容度を意識した資産配分

資産運用は、預金・国債・株式などを組み合わせる「資産配分(ポートフォリオ)」で考えます。

  • 預金:生活防衛資金(安心のため)
  • 国債:安定運用(中リスク・中リターン)
  • 株式・投資信託:成長資産(高リスク・高リターン)

たとえば「現金50%、投資信託30%、国債20%」のように、自分が安心できるバランスを探すのがおすすめです。

6-2. 新NISAなどの制度を活用

2024年から始まった「新NISA制度」は、税金がかからない強力な非課税制度です。
日本では珍しく、“国が国民に与えた減税措置”です。
社会保険料が毎年のように上がる今、非課税枠を活用しないのはもったいないです。

リスクを抑えたい方は、まず「つみたて投資枠」でインデックスファンドを少額から始めてみるのがおすすめです。


7. 「コンサル」ではなく「アドバイザー」でありたい理由

私・鼻つぶれぱぐ男は、コンサルティングをするつもりはありません。
お金をもらって「これを買ってください」と言う立場ではなく、
皆さんが自分で考え、納得して行動できるように「アドバイス」を届けたいのです。

なぜなら、あなたのお金を一番大切にできるのは、あなた自身だからです。
私が伝えたいのは、考え方と視点。
行動するのは、あくまであなたです。


8. リスク許容度を理解して「心が落ち着く運用」を

お金の世界では、「正解」はありません。
リスクを取りすぎても不安で眠れないし、リスクを取らなすぎてもお金が増えません。
大切なのは、自分の心が落ち着く範囲で運用することです。

他人と比べる必要はありません。
世の中の平均より、自分が安心できるかどうかを基準にしてください。


まとめ:お金は「自分を守るための道具」

  • お金の正解は人それぞれ
  • まずは生活防衛資金を確保
  • 余裕資金で国債・NISA・投資信託を検討
  • 他人の意見ではなく「自分のリスク許容度」で判断
  • 一番大切なのは「お金と向き合う意識」

今日の記事を読んで、「自分のお金にどう向き合うか」を一度考えてみてください。
その一歩が、将来のお金の安心につながります。

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