金融機関の窓口担当者の金融知識に頼らない方が良い理由
はじめに
皆さん、おはようございます。鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周囲の人が教えてくれない「へー」と思えるお金の話をお届けしています。
今回は「金融機関の社員の金融知識レベルは?」というテーマでお話しします。
金融機関に18年間勤務した経験から
私は金融機関に18年間勤務していました。
最初の3年間は信用金庫、残りの15年間は郵便局で窓口担当として働いていました。
そこで感じたのは、多くの窓口担当者が実は深い金融知識を持っていないという現実です。
はっきりと断言します!
金融機関の社員のほとんどは「金融のプロ」ではなく、
「自社の金融商品の販売のプロ」です。
窓口担当者の金融知識の現実
もちろん、すべての担当者が知識不足とは言いません。
中にはしっかり勉強している人もいますが、多くの場合はそうではありません。
金融機関の窓口担当者が皆さんの相談に乗る際、本当に知識を駆使して考えているのではなく、自分たちが取り扱う商品を勧めているだけなのです。
具体的には、窓口で相談を受けた際に「この商品があなたに最適です」と説明される場合でも、それが必ずしも皆さんの利益を最優先に考えたものではないかもしれません。
むしろ、手数料や利益が出る商品を推奨していることが多いのです。
自分で勉強する重要性
たとえば、保険に加入したい人に対して本当に考えてくれる担当者なら、「保険に入るよりも県民共済などのコストが安い選択肢を検討してはどうか」とアドバイスするかもしれません。
しかし、そういったアドバイスは稀で、多くの担当者は自分たちの商品を優先的に勧めるだけです。
勿論、それは仕方がないことで、自社の商品を進めることが仕事だからです。
私が働いていた頃も、「投資信託や積立商品の購入経験がある職員」はほとんどいませんでした。
それほど、金融知識は広く浸透していないのが現実です。
皆さんが相談に行く際、「この商品を自分も使っているのか」と聞いてみると、驚くほど多くの担当者が実際には使っていないことが分かるかもしれません。
アフターフォローが重要
保険を販売するにしても、アフターフォローができないなら販売する資格がないと私は考えています。
販売した後のフォローがなければ、何のための保険かわかりませんよね。
ですから、自分自身で金融知識を身につけ、最適な商品を選ぶことが大切です。
まとめ
金融機関の窓口担当者が親身に相談に乗ってくれると考えない方が良いです。
むしろ、自分で勉強し、自分に合った金融商品を選ぶ力をつけることが重要です。
金融の知識を磨いて、自分の将来をしっかりと守りましょう。