保険は保険料で選ぶな|本当に必要な保証額から考える正しい保険の見直し方

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はじめに|金融機関が教えてくれない「保険の本質」

このブログでは、金融機関や周囲の人がなかなか教えてくれない、身近だけれど大切なお金の話を、40歳でリタイアした私が発信しています。
一人でも多くの方が「お金に困らない人生」を送るための判断材料になれば幸いです。

今回のテーマは
「保険は保険料で決めず、必要な保証額で決めるべき」
という、非常に重要な考え方です。

なお、この記事は感情論ではありません。
私は保険が嫌いなわけでも、否定したいわけでもありません。
必要な保険は、当然加入すべきだと考えています。

ただし、世の中には不要な保険があまりにも多い
この事実を、コストと制度の観点から冷静にお伝えします。


保険を売っていた側だから分かる現実

私は過去に、郵便局で保険を販売していた経験があります。
同時に、かつての自分自身も、必要以上の保険に加入していました。

売る側・買う側の両方を経験し、制度を学び直した結果、
今は保険商品を一切販売する立場ではありません。

だからこそ、
本当に中立な立場で、あなたのお金のことを考えて話します。


医療保険は本当に必要なのか?

まず結論から言います。
多くの人にとって、民間の医療保険やがん保険は不要です。

なぜなら、日本には世界でもトップクラスに手厚い
公的医療保険制度が存在しているからです。

  • 高額療養費制度
  • 傷病手当金(会社員の場合)

これらを正しく理解している人は、実は多くありません。

会社員であれば、病気やケガで働けなくなっても、
一定期間は収入の補填が受けられます。
これは民間保険ではなく、すでに支払っている社会保険料で守られている権利です。


生活防衛費+特別費こそが「最強の保険」

本当に優先すべきなのは、保険加入ではなく
生活防衛費+特別費を現金で確保することです。

目安は以下の通りです。

  • 会社員:生活費の6か月〜1年分+特別費100~200万円
  • フリーランス・自営業:1〜2年分+特別費100~200万円

この現金があれば、病気による収入減と多くの医療費・突発的支出は対応可能です。

月に10万〜20万円程度の医療費が払えない状況であれば、
それは保険の問題ではなく、家計設計の問題です。


保険は「保険料」ではなく「保証額」で決める

ここからが本題です。

死亡保険を見直す際、
「保険更新の際に同じ保証額に入り直すと、保険料が上がるため、保証を下げて、同じ保険料にしましょう」
と提案された経験はありませんか?

これは本末転倒です。

本来考えるべき順序は、

  1. 自分が亡くなったとき、家族はいくら必要か
  2. 公的保障(遺族年金・退職金)はいくら出るか
  3. 不足分はいくらか

この不足分=必要な保証額です。

保険料ありきで保証額を決めるのは、
設計として完全に間違っています。


見直すべきは「自分の人生設計」

保険を考える前に、必ず次のことを整理してください。

  • 遺族年金はいくらもらえるのか
  • 勤務先の死亡退職金はいくらか
  • 現在の生活費はいくらか
  • 無駄な支出はないか
  • 子どもが独立するまで何年そして、学費はいくらか

これを把握せずに加入する保険は、
ほぼ確実に過剰保障になります。


相談先を間違えると一生搾取される

絶対に避けるべきなのは、

  • 保険会社のFP
  • 金融機関の無料相談
  • 保険ショップ

彼らは「相談相手」ではなく、販売員です。

本当に相談すべきなのは、
商品を一切売らない独立系FPです。

費用は10万円前後かかることもあります。
しかし、それで不要な保険を解約でき、
年間10万〜30万円の支出が減れば、すぐに元が取れます。


浮いたお金は、人生を変える

削減できた保険料を、
低コストのインデックス投資に回せば、
10年後、20年後の資産は大きく変わります。

これは節約ではありません。
人生の最適化です。


まとめ|保険は「思考停止」で入るな

  • 保険は不安解消の商品
  • 必要なのは感情ではなく数字
  • 公的保障を理解する
  • 不足分だけを民間保険で補う

この考え方ができれば、
保険はあなたの味方になります。

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