投資にコンサルは必要?金融機関の“囲い込み戦略”を見抜こう!
はじめに:投資にコンサルは本当に必要なのか?
こんにちは。40歳でリタイアした私が、金融機関が教えてくれない「へぇ」と思えるお金の話を発信しています。
今回のテーマは「投資にコンサルタントは必要か?」です。
最近の新聞記事をきっかけに、少し深掘りしてお話していきます。
新会社設立のニュース:三井住友とSBIの狙いとは?
2024年6月17日付の日経新聞にて、「三井住友とSBI、準富裕層向けに資産運用サービスの新会社を設立」と報じられました。
この新会社では、三井住友が提供する「オリーブ」という総合金融サービス内で、資産運用の助言や仲介など幅広いサポートを展開するとのことです。
「準富裕層」とは金融資産5,000万円~1億円ほどを持つ層を指し、彼らを対象にコンサルティングを提供していくとのことです。
オリーブとは?サービスの特徴と囲い込み戦略
「オリーブ」は、キャッシュカードとクレジット機能が一体化したサービスで、Vポイントが効率的に貯まり、貯めたポイントで資産運用も可能です。
この仕組みは、楽天経済圏への対抗ともいえる戦略で、還元率の高さが人気を呼び、2023年のサービス開始から2年で570万人のユーザーを獲得しています。
ここまでのユーザー獲得で土台を固め、今度は富裕層へのコンサルティングという「次のステージ」に進もうとしているのです。
コンサルティングは本当に必要なのか?
このようなニュースを見ると、「資産が増えてきたらコンサルも必要なのかな?」と思う人もいるかもしれません。
ですが、結論から申し上げると、多くの人にとって投資にコンサルティングは不要です。
なぜなら、インデックス投資などを愚直にコツコツ続けていれば、長期的にはしっかり資産形成ができるからです。
コンサルが売るのは「不安」と「希望」
金融コンサルの多くは、
「もしあなたがこのまま投資を続けて損をしたら?」という不安を煽り、
「私たちの助言があれば損が避けられ、利益がでていたかも」という希望を売ってきます。
ですが、それは結果論です。
「もしかしたら儲かっていたかもしれない」という“仮定”の話に数十万円の年会費を払う価値が本当にあるのでしょうか?
コンサルは誰のため?―答えは明確
金融機関であれ、インフルエンサーであれ、コンサルティングで得をするのは提供する側です。
もちろん、全てを否定するわけではありませんが、彼らが発信するのは「皆さんのため」ではなく「自社の利益のため」です。
実際、今回の新会社も「5年で税引前利益100億円」を目指すと公表しています。
これは「顧客の資産を守るため」ではなく「収益確保のため」です。
投資で成功するための王道はシンプル
私自身、40歳でリタイアできたのは、インデックス投資をコツコツ続けたからです。
派手なことはしていません。
・手数料が安い商品を選ぶ
・広く分散する
・時間を味方にする
この3つを守るだけで、特別なコンサルは一切不要です。
むしろ、高額なコンサル費用が足かせになりかねません。
本当に必要な「情報源」とは?
では、誰の話を聞けばいいのか?
無料で良質な情報を発信している人はたくさんいます。
もちろんこのブログもそのひとつです。
お金の知識は、一度身につけてしまえば一生モノです。
コンサル費用に数十万円を使うよりも、自分で学ぶ努力をしてみてください。
まとめ:不安をあおられず、地に足のついた投資を
・金融機関や企業は「囲い込み」と「収益」を目的にサービスを展開しています。
・投資コンサルは多くの人にとって不要であり、むしろリスクになる可能性もあります。
・コツコツとした分散投資を続けることが、もっとも再現性の高い成功法です。
惑わされず、冷静に判断していきましょう。
以上、今回のテーマは「投資にコンサルタントは必要か?」についてお届けしました。
これからも、金融機関が教えてくれない“本当に役立つ”お金の話をお届けしていきます。
次回もよろしくお願いします!