小金持ちへの道

マイホーム購入は投資?住宅市場の現状と今後の見通し

マイホーム購入は投資?住宅市場の現状と今後の見通し


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はじめに

みなさん、おはようございます。鼻つぶれぱぐ男です。

このブログでは、金融機関や周りの人が教えてくれない「身近なお金の話」をお届けしています。

今回は「マイホーム購入は投資なのか?」というテーマについてお話しします。

住宅市場の現状

最近の日経新聞の記事によると、中古マンション市場では地域によって価格の二極化が進んでいます。特に、

  • 首都圏中心部のマンション価格は上昇傾向
  • 郊外のマンションは価格の伸びが鈍化

という状況になっています。

さらに、2024年4月に日銀が政策金利を0.25%引き上げた影響で、住宅ローン金利の上昇が懸念されています。

住宅価格の長期推移

リーマンショック後の2010年頃から現在までの住宅市場の動きを見ると、

  • マンション価格は約2倍に上昇
  • 一戸建て価格は約1.2倍に上昇

という傾向が見られます。特に東京都心3区(千代田区、中央区、港区)では価格が大きく上がり、都心20区もそれに追随する形になっています。

一方で、埼玉・千葉・神奈川といった郊外エリアでは価格の伸びが鈍化し、頭打ちの兆しが見えています。

金利上昇と住宅市場への影響

住宅ローンの金利が上昇すると、購入者の負担が増え、以下のような影響が予想されます。

  1. 住宅ローンの審査が厳しくなる(今までの借りられた金額を出さなくなる)
  2. 購入希望者が減少し、不動産価格が下落する(ローンで借りれる金額が減少し、不動産が売れなくなる)
  3. 売り手市場から買い手市場へシフト(現金(頭金)をたくさん保有している人が不動産を安く買える)

例えば、5000万円の住宅ローンを35年返済で借りた場合、

  • 金利0.4% → 0.9%に上昇すると、月々の返済額は約1万円増加
  • 総返済額は約500万円増加

という試算になります。これは家計にとって大きな負担増となります。

今後の住宅市場の見通し

今後の市場動向を考える上で、重要なポイントは以下の3つです。

  1. 金利動向:日銀の追加利上げがあれば、住宅価格の下落圧力が強まる。
  2. 融資の厳格化:銀行が貸し渋ると、購入希望者が減り価格が下がる。
  3. 住宅需要の変化:コロナ禍後のリモートワーク需要が落ち着き、都心回帰の動きが進む可能性。

マイホーム購入の判断基準

今後住宅を購入する際は、以下の点に注意することをおすすめします。

  • 価格がピークを迎えていないかを確認する
  • 住宅ローンの金利上昇リスクを考慮する
  • 今後の収入見通しと支払い能力を慎重に検討する
  • エリアごとの価格動向をチェックする(都心 vs. 郊外)

まとめ

マイホーム購入は投資として考える側面もありますが、価格のピーク時に購入すると資産価値が目減りするリスクもあります。

現在の市場は高値圏にあるため、慎重な判断が求められます。

「今は買い時なのか?」と悩んでいる方は、市場の動向や金利の推移を見極めながら、焦らず賢い判断をしましょう。

それでは、今日も良い一日を!

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