
レーバーデー明けの株価急落に注意!長期投資家が取るべき冷静な行動とは
はじめに
こんにちは。鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周囲の人がなかなか教えてくれない「お金に関する本当の話」をお届けしています。
私は40歳でリタイアし、今は資産運用や生活の工夫を発信することで、一人でも多くの人がお金に困らない人生を送れるよう願っています。
今回は「レーバーデー明けの相場急落」に関する話です。
米国市場にとってレーバーデー明けは日本で言う「新年度の始まり」に似た節目であり、
株価が荒れやすい傾向があります。
ここでは短期的な下落にどう向き合うべきか、長期投資家の心構えを整理していきます。
レーバーデー明けはなぜ相場が荒れるのか
米国では9月の第1月曜日がレーバーデーにあたり、夏休みシーズンが終わり、投資家が本格的に市場に戻ってくる時期です。
歴史的に見ると、このレーバーデー明けは株価の下落が起こりやすいと言われています。
理由としては、
- 夏の間に積み上がった不安材料が一気に表面化する
- 機関投資家のポジション調整が入りやすい
- 9月という季節自体が株価に弱い傾向がある
といった要因が挙げられます。
特に米国株は日本株にも影響を与えるため、日本の投資家にとっても無関係ではありません。
ドル安・株安のダブルリスク
今回特に注意したいのは「ドル安と株安が同時に進む可能性」です。
米ドルが下落すると、日本円に対して円高が進みます。
日本人が米国株に投資している場合、株価が下がるだけでなく、為替の影響で資産評価額がさらに下がる、いわゆる「ダブルパンチ」を受けることになります。
特にS&P500はマグニフィセント7(アップル、マイクロソフト、アルファベットなどの巨大ハイテク株)の比重が大きいため、ハイテク株の急落が指数全体を大きく押し下げるリスクがあります。
長期投資家が取るべき行動
では、長期的に資産形成をしている私たちはどうするべきでしょうか。
結論から言えば「気にせず積立を継続する」です。
- 短期的な値動きに一喜一憂しない
株価は下がるときもあれば上がるときもあります。下落のたびに売買を繰り返すと、結局はプロの投資家に勝てません。 - 積立投資はむしろ好機
下落局面では株を安く買えるチャンスです。毎月の積立を止めずに継続することで、長期的には平均取得単価を下げる効果が期待できます。 - ディフェンシブ銘柄に注目
急落局面では食品・医療・日用品といったディフェンシブ株が比較的堅調に推移する傾向があります。ただし、焦って乗り換える必要はありません。あくまで一時的な避難先として参考程度にとどめましょう。
過去の下落局面を振り返る
今年の4月や昨年の8月も株価が大きく下落しました。
そのときも市場は悲観的なムードに包まれましたが、数か月後には回復基調に転じました。
長期投資の歴史を振り返ると、リーマンショックやコロナショックといった大暴落を経験しても、積立投資を継続してきた人は大きな資産を築いています。
短期的な下落に振り回されないことが、成功への最短ルートなのです。
今週の相場が意味するもの
特に今年の9月第1週は、今後の年末相場を占う重要な局面になる可能性があります。
急落があっても、そこで狼狽売りをせずに冷静に構えることが大切です。
もし投資を始めたばかりで不安を感じる方は、証券口座を毎日確認するのを少し控えてみましょう。
市場を見すぎると感情が揺さぶられ、冷静さを失いがちだからです。
まとめ
レーバーデー明けの相場は荒れやすく、ドル安と株安が重なる可能性もあります。
しかし、長期資産形成を目指す投資家にとって最も大事なのは「気にせず積立を続けること」です。
短期的な下落はむしろ安く買えるチャンスです。
ディフェンシブ銘柄が一時的に強くなることもありますが、投資の基本は淡々と積立を続けることに尽きます。
不安に思うときこそ、「プロには勝てない」「長期で見れば右肩上がり」という基本を思い出し、資産形成をコツコツと進めていきましょう。
👉 次回も、金融機関が教えてくれないお金のリアルをお届けします。
皆さんが安心して投資を続けられるよう、引き続き情報を発信していきます。