将来の私的年金を作るなら?国内ETF「1655」の魅力を徹底解説!

✅はじめに
おはようございます。鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周囲の人が教えてくれない「へぇ~」と思えるお金の話を、40歳でリタイアした私の視点から発信しています。
一人でも多くの方が、お金に困らない人生を送れるようになることを願って、日々お届けしています。
さて、本日のテーマは「将来の私的年金を作るなら、どんな商品がいいの?」です。
具体的には、**国内ETF『1655』**についてお話ししていきます。
私的年金にETFを活用するという選択肢
配当金や分配金を再投資せずに受け取るスタイルは、将来的な「私的年金」にピッタリです。
先日の配信でも触れましたが、配当金の使い方はリタイア後の生活設計において大きな要素となります。
そんな中で、今回は**「iシェアーズS&P500 日本円建てETF(1655)」**に注目しました。
個人的には、これは私的年金目的に非常に向いているETFだと思っています。
ETF「1655」ってどんな商品?
ETFコード1655は、iShares S&P 500 ETFという商品です。
特徴は以下のとおりです。
- S&P500指数に連動(アメリカの代表的な上場企業500社に分散投資)
- 日本円建てで購入できる
- 東証に上場していてNISA成長投資枠対象
- 為替ヘッジなし(ドル円の影響を受ける)
つまり、アメリカの市場に投資しながら、日本の証券口座・日本円で運用できる便利な商品です。
驚異の低コストと安心の純資産額
このETFの**信託報酬は0.066%(税込)**と、非常に低コストです。
運用会社はブラックロックで、信頼性も高く、公式サイトで確認済みの数値です。
また、純資産総額は2025年5月末時点で1,228億円超え。
これだけの規模があるということは、投資家からの人気と信頼の証です。
流動性も高く、安心して長期保有できます。
分配金は年2回、しかも右肩上がり
1655は年2回、2月と8月に分配金が支払われます。
S&P500に連動しているため、長期的に見ると分配金も増加傾向です。
具体的な数値を見てみましょう。
年度 | 分配金(1口あたり) |
---|---|
2021年 | 2.8円 |
2022年 | 3.8円 |
2023年 | 5.4円 |
2024年 | 6.0円 |
このように、じわじわと増えており、インフレに強い資産形成が可能です。
海外ETF「VOO」と比較しても見劣りしない
参考までに、米国本家のETF「VOO」の配当成長も見てみます。
- 2015年末株価:186.93ドル、分配金:3.931ドル
- 2024年末株価:538.81ドル、分配金:6.704ドル
株価は約2.9倍、分配金も約1.7倍に増加しています。
これはS&P500の企業群が長期的に成長を続けてきた結果です。
1655も同じ指数に連動しているため、基本的に同様の恩恵を受けることが期待できます。
二重課税調整が自動でされる安心感
外国株や海外ETFに投資すると、配当に対する二重課税の問題があります。
しかし、1655は国内ETFであり、日本の制度に基づいて自動で調整が行われるのがメリットです。
たとえば、海外ETFでは外国税10%と国内20%の二重課税になりますが、1655なら確定申告をしなくても控除が自動調整されるので、税務的にも非常に楽です。
私的年金作りには「安心」「分散」「増配」が大事
リタイア後の収入源を考えるとき、高配当の個別株に頼るのはリスクが高い場合もあります。
企業業績に左右されたり、減配リスクもあります。
一方で、S&P500に連動したETFであれば、500社に分散されているため、特定の企業の業績に左右されにくいという強みがあります。
また、長期的な成長と増配が見込まれ、安定した資産形成が可能です。
まとめ:1655は私的年金の有力候補
これから私的年金を作りたいと考えている方にとって、ETF1655は非常に有力な選択肢です。
- 日本円で買える
- 信託報酬が低い
- 分配金が右肩上がり
- 税制面のメリットもある
もちろん、為替リスクや価格変動リスクはありますが、それを踏まえても検討に値する商品だと思います。
ご自身の投資方針やライフプランに合わせて、こういったETFもぜひ選択肢の一つに加えてみてください。
では、今日も気をつけていってらっしゃい!