【徹底比較】新NISAとiDeCoはどっちが得?資産形成で絶対に知っておくべき出口戦略

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はじめに

こんにちは、鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周りの人がなかなか教えてくれない「へぇ~」と思えるお金の話を、40歳でリタイアした私がわかりやすく解説しています。
今日のテーマは 「新NISA vs iDeCo」。読者の方からもよくいただく質問で、「40歳から始めるならどっちが得?」という疑問にお答えしていきます。

今回は、安倍さんから提供いただいた記事(ファイナンシャルフィールド掲載)を参考にしつつ、私自身の考えや注意点を深掘りしていきます。

参考記事

https://financial-field.com/assets/entry-475284

(出典:フィナンシャルフィールド執筆者 :浜崎遥翔)


新NISAとiDeCoの共通メリット

まず、両者に共通する最大の魅力は 運用益が全額非課税 になる点です。

通常であれば、投資で得た利益には約20%(20.315%)の税金がかかります。
例えば、毎月2万円×20年=480万円を3%で運用すると、運用益は約174万円です。
特定口座なら約35万円の税金がかかりますが、新NISAもiDeCoもこれがゼロになります。
この差は長期投資では非常に大きいです。


新NISAのメリット

① いつでも売却できる“流動性の高さ”

新NISA最大の強みは いつでも現金化できる柔軟性 です。
「病気」「失業」「教育費」「想定外の出費」など、人生には急なお金の問題がつきものです。

iDeCoと違い、必要なときに自由に引き出せるため、資産形成を行いつつも安心感があります。

② シンプルで続けやすい

税制がシンプルで、制度の複雑さが少ないため、初心者でも心理的ハードルが低いのも特徴です。


新NISAのデメリット

所得控除がない

iDeCoと違い、新NISAは掛金が所得控除の対象ではありません。
節税効果でいえばiDeCoに劣ります。


iDeCoのメリット

① 所得控除による強力な節税

iDeCoの最大の魅力は 掛金が全額所得控除 になる点です。
40歳の平均年収(約630万円)で試算すると、
iDeCoを毎月2万円(年24万円)積み立てた場合、
所得税・住民税が毎年 合計約48,000円安くなる というデータもあります。

これは“確実にもらえるリターン”に近いので非常に価値が高いです。

② 老後資金を強制的に積み上げられる

60歳まで引き出せないため、逆に「確実に老後資金を貯められる」という強制力があります。


iDeCoのデメリット

① 60歳まで引き出せない

最大のデメリットは 流動性が極端に低い ことです。
60歳までロックされるため、人生で何があっても取り崩せません。

② 手数料がかかる

iDeCoには毎月171円の管理手数料がかかります。(内容の内訳:105円+66円)
これを「高い」と感じるかどうかは人によりますが、確実に発生するコストです。


両制度の比較:何を優先すべき?

結論は、
「流動性を重視するなら新NISA、節税メリットを重視するならiDeCo」
です。

ただし、多くの人が見落としがちな重要ポイントがあります。


最重要ポイント:出口戦略を考えない投資は危険

私が何度も伝えたいのは、
「出口を考えずに投資するのは非常に危険」 ということです。

短期投資をする人は「10%上がったら売る」などルールを設けますが、
長期投資になると皆さん途端に “ほったらかしでいいでしょ?” と考えてしまいます。

しかし、投資の目的は増やすことではありません。
お金に困らない人生を送りながら、資産を使うこと がゴールです。

お金はただの道具です。
NISAもiDeCoも手段であって、目的ではありません。

出口設計(いつ・何に使うか)を考えずに積み立てるのは、
ハンドルのない車で走っているようなものです。


私の結論:iDeCoは“理解できる人だけ”やるべき

個人的には、
本当はiDeCoはやったほうがいい制度だと思っています。

しかし以下の2点を理解できない人はおすすめしません。

  • 税金の仕組みを理解できない
  • 出口(受け取り方)の戦略を立てられない

iDeCoは節税メリットが強力ですが、出口の設計を間違えると逆に税金が重くなることもあります。

「何となくお得だから」という理由で始める制度ではありません。


まとめ

  • 新NISAは流動性が高く、柔軟で万人向け
  • iDeCoは節税メリットが強いが、制度を理解できる人向け
  • どちらも運用益非課税は強力
  • 投資は出口戦略を考えないと危険
  • お金は目的ではなく、人生を豊かにするための道具

新NISAかiDeCoかで悩む方は、
「税金や出口の勉強できる人は、iDeCo+新NISA それ以外の人は新NISAのみ」

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