【オルカン投資家必見】MSCI全世界株で日本株が入れ替え!除外銘柄は本当に終わりなのか?資産運用で損しないための視点とは
はじめに
このチャンネルでは、金融機関や周りの人が教えてくれない「身近なお金の話」を、40歳でリタイアした私・鼻つぶれぱぐ男がお届けしています。
一人でも多くの方がお金に困らない人生を歩んでいただくために、日々役立つ情報を発信しています。
今日もよろしくお願いします。
今回のテーマは、MSCI全世界株指数(俗に言う“オルカン”)における銘柄入れ替えについてです。
投資初心者の方も、すでにオールカントリーを積み立てている方も、ぜひ最後までご覧ください。
■オルカン投資に潜む「見逃されがちな落とし穴」
全世界株式オールカントリーは、全世界の株式に分散投資できる最強クラスの投資信託として人気があります。
しかし、多くの人が見落としている事実があります。
オルカンは永久不変ではありません。構成銘柄は定期的に入れ替わります。
つまり、あなたが投資している商品は、市場環境の変化によって組み換えられ続けている“動く生き物”のような存在なのです。
理解せずにただ買い続けるだけでは、正しい判断ができなくなる可能性があります。
■今回の日本株入れ替え内容
▼追加された銘柄(成長分野中心)
| 企業名 | 特徴 |
|---|---|
| キオクシア | フラッシュメモリの世界企業。AI・半導体領域で存在感 |
| JX金属 | AIデータセンター向け素材で高シェア |
| 荏原 | 半導体工場向け装置・ポンプを展開 |
| 西武ホールディングス | 需要安定のインフラ系企業 |
→ AI・半導体分野の波に乗る企業が中心です。
▼除外された銘柄(身近な食品企業)
| 企業名 | 代表商品 |
|---|---|
| 明治HD | きのこの山・たけのこの里 |
| 日清食品 | UFO・どん兵衛・明星(実は明星も日清グループ) |
| ヤクルト | 世界的飲料メーカー |
→ 生活必需品で安定企業だが、売上成長が鈍化。
円安と原材料高騰、消費者の買い控えが影響しています。
■なぜオルカンは食品株を切り、半導体を採用したのか?
結論から言います。
株価は景気より先に動きます。
株価は企業業績の実績ではなく、未来の期待値で上がり下がりします。
- 世界はAI・半導体ブーム → 資金が流入
- 日本は賃金停滞・物価上昇 → 消費鈍化 → 食品株は低迷
だからこそ、指数側は
「伸びる業界に資金を寄せるために銘柄を入れ替える」
という合理的判断を行っただけなのです。
■除外=終わりではない。ここが投資の面白いところです
ここで多くの投資初心者が誤解します。
❌「除外された=ダメな企業」
❌「未来がない」
❌「持つ価値がない」
実際は違います。
今回のように業績ではなく外部環境が原因で株価が下がる局面は、むしろ
**長期投資家にとって“安く良い企業を拾えるチャンス”**です。
但し、今が買い時かどうかわかりません。
投資判断は自己責任でお願いします。
食品系企業は本業が崩れているわけではありません。
値上げ転嫁が進んだ時点で、株価が反転する可能性は十分あります。
もし将来、再びオルカン採用銘柄となれば、指数資金が流入し、株価が跳ね上がる可能性もあります。
投資は「今ダメだから未来もダメ」という単純な話ではないのです。
■投資家が理解しておくべき本質
オルカンは優秀な商品ですが、中身を知らずに買うのはただのギャンブルです。
- どんな銘柄が採用されているか
- どの業界にお金が流れているか
- なぜ除外されたのか
- 景気や政策の影響を受ける業界はどこか
これらを知るだけで
あなたの投資判断は一段上のステージに進みます。
■まとめ:オルカン投資は「知っているかどうか」で差がつく
今日のポイントを整理します。
✔ オルカンの銘柄は入れ替わる
✔ 今回はAI関連が採用され、食品関連が除外
✔ 除外=終わりではなく、むしろ長期ではチャンス(今かどうかはわからない)
✔ 市場は期待で動く。景気より株価の動きが先
✔ 中身を理解して投資する人ほど損をしない
知らないまま積み立てる人と、理解して積み立てる人では
10年後の資産額が大きく変わります。
今日も気をつけて、いってらっしゃい。
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