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個別株を買うタイミングはいつ?下落相場でも失敗しない投資戦略を徹底解説

個別株を買うタイミングはいつ?下落相場でも失敗しない投資戦略を徹底解説

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はじめに

このチャンネルは、金融機関や周りの人がなかなか教えてくれない「へー」と思える身近なお金の話を、40歳でリタイアした私、鼻つぶれぱぐ男がお届けしています。

一人でも多くの方がお金に困らない人生を送れるようにという思いで配信しています。

今日は「日本の個別株を買うタイミング」についてご質問をいただきましたので、詳しくお話ししていきます。


個別株は買うタイミングがすべて

インデックス投資と違い、個別株投資は「タイミング」が非常に重要です。

日経平均やS&P500が過去最高値にある局面では、「今買うべきか、少し待つべきか」と迷う方も多いと思います。

特に下落相場を経験していない投資初心者の方にとっては、「一時的な調整なのか、大きな下落の入り口なのか」を判断するのは難しいものです。


打診買いという有効な戦略

私自身も最近実践している方法が「打診買い」です。

つまり、一度に大きな資金を投入するのではなく、まずは1株だけ買って値動きを体感する方法です。

これにより相場の雰囲気を知ることができ、もし下落したとしても大きな損失にはつながりません。

特に大型株や景気敏感株は、米国市場の下落に強く引っ張られやすいので、慎重にアプローチする必要があります。


下落相場は優良銘柄のチャンス

下落相場では「売らなくてもよいはずの優良株」まで巻き込まれて売られることがあります。

これは機関投資家の資金確保や個人投資家のパニック売りによるものです。

しかし、業績が健全な企業の株価が一時的に割安になる局面は、長期投資家にとっては絶好の買い場です。

他人が売っているときこそ冷静に動けるかどうかが、投資成果を左右します。


投資家の立場で変わる戦略

投資戦略は、その人のライフステージや資金状況によって変わります。

  • 会社員で余剰資金がある人
    生活費は給与でまかなえるため、投資資金は「無くなっても困らない範囲」で運用可能です。この場合は、総資産の数%程度を複数銘柄に分散して購入するのが現実的です。追加で20%下落ごとに資金の一部を投じる「分割購入戦略」が有効です。
  • リタイア後の人
    生活費を資産から取り崩す場合は、リスクの取りすぎは禁物です。打診買いを活用し、20%下落ごとに資金の一部を投じる「分割購入戦略」が有効です。

分割購入でリスクを軽減

相場の下落幅は誰にも予測できません。

一度に全資金を投入するのではなく、段階的に投資することがリスク管理になります。

例えば、

  • 株価が20%下落したら予定額の3分の1を投資
  • さらに20%下落したらもう3分の1を追加
  • 最後に残りの資金を投入
    といったように、買い下がりながら投資することで、平均取得単価を下げることができます。

インデックス投資との違いを理解する

個別株投資はアクティブ運用であり、自分自身がファンドマネージャーのように判断を下す必要があります。

一方で、インデックス投資は市場全体に分散投資できるため、タイミングを気にせず積み立てることが可能です。

もし「個別株の値動きに振り回されるのは嫌だ」と感じる方は、ETFや投資信託を中心にするのも賢明な選択です。


相場で大切にしたい考え方

「上昇相場に乗り遅れて悔しい」という気持ちよりも、「下落相場で大きな損失を避けられた」ことを喜ぶ姿勢が大切です。

資産形成で重要なのは、一時的に資産を増やすことよりも、減らさないことにあります。

特にインフレ時代では「資産の額面」ではなく「実質的な購買力」を意識することが必要です。


まとめ

個別株を買うタイミングに正解はありませんが、

  • 打診買いで相場感をつかむ
  • 優良銘柄を下落時に狙う
  • 分割購入でリスクを抑える
  • ライフステージに合わせて投資戦略を調整する
    これらを意識すれば、下落相場でも慌てることなく投資を続けられるはずです。

お金に困らない人生を送るためには、資産を「減らさない工夫」と「無理のない投資スタイル」が欠かせません。

ぜひご自身に合った戦略を見つけて、個別株投資を楽しんでください。

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