
テレビで話題の東証REIT指数に要注意?今から買う前に知っておきたい落とし穴
はじめに
皆さんおはようございます。鼻つぶれぱぐ男です。
このチャンネルでは、金融機関や周りの人が教えてくれない「へぇー」と思えるお金の話を、40歳でリタイアした私がわかりやすくお伝えしていきます。
一人でも多くの人がお金に困らない人生を送れるように日々配信しています。
本日のテーマは 「東証REIT指数 下落に注意」 です。
最近テレビやYouTubeで取り上げられることが増えており、初心者ほど注意が必要な局面に入っていると感じています。
東証REIT指数とは?
東証REIT指数とは、日本全国の不動産に分散投資できる指数で、不動産版のTOPIXともいえるものです。
物流施設・商業施設・ホテル・賃貸住宅など、さまざまな不動産を一つに詰め合わせた「お弁当パック」のような商品だと思っていただければイメージしやすいと思います。
テレビで話題になると注意が必要
最近、経済系のテレビ番組やYouTubeで
「東証REIT指数はまだ割安」
「利回り4%近くで魅力的」
といった内容がよく取り上げられています。
たしかに利回り4%という水準は過去と比較しても高い水準であり、注目が集まって当然かもしれません。
しかし、テレビで取り上げられるようになると、初心者層が「今が買い時かもしれない」と思って買い始めます。
そのタイミングで、大口投資家(主に外国人投資家や機関投資家)が利益確定のために売りに出ることも珍しくありません。
リートはインカム重視の投資商品
ここで改めて整理しておきたいのは、東証REIT指数は キャピタル(値上がり益)を狙う商品ではなく、分配金をもらうインカム重視の商品 だと思っています。
現物不動産を買う人が家賃収入を目的にするのと同じで、REITも分配金を長期で受け取るための投資です。
つまり、短期的に上がったから買う・下がったから売る というよりも、
「割安なタイミングで購入し、長期で保有する」ことが基本戦略になります。
今後下落する可能性はあるのか?
可能性は十分にあると思っています。
特に今後アメリカなどで景気後退が進めば、株式市場全体が調整され、REITも一緒に下落する可能性が高いです。
- 株式とREITは相関が高い
- 外国人の売りが出やすくなる
- テレビで取り上げられる頃は「天井圏」のケースも多い
もちろん下落せずにそのまま上昇する可能性もあります。
ただ、**「世の中が注目し出したら一旦調整する」**というのは投資ではよくある話です。
REITとの正しい付き合い方
ポイント | 解説 |
---|---|
コア資産として長期保有 | インカム(分配金)目的で考える |
高値で飛びつかない | 世間の注目度が高い時は様子見も重要 |
下落局面はチャンス | 利回りが上がる=将来の分配金が増える |
長期で資産形成をしている人にとっては、上がるか下がるかを読む必要はありません。
むしろ少し下がった時に「安く仕込めるチャンス」と捉えた方が、分配利回りという意味では有利になります。
但し、先の事はわかりません。
ご自身で投資判断をしていただき、自己責任でお願いします。
まとめ
東証REIT指数は日本中の不動産に分散投資できる優れた商品です。
ただし、テレビやメディアで頻繁に紹介されるようになった時は、短期的に価格が調整される可能性があります。
REITはキャピタル狙いではなくインカム狙いの投資だと思います。
焦って買うよりも、「割安な時期を狙ってコツコツ長期保有」 を意識していただけると、より安定した資産形成につながると思います。