
指数除外は投資チャンス?長期投資家が知るべき“放置銘柄”の魅力
はじめに
こんにちは。40歳でリタイアした鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周囲の人がなかなか教えてくれない「身近なお金の話」を発信しています。
今日は「指数除外銘柄はむしろチャンス」というテーマで、長期投資家の視点からお話しします。
指数とは何か?
まず、株価指数とは市場全体の動きを示す指標です。代表的なものには以下があります。
- S&P500(米国株の代表指数)
- MSCI ACWI(全世界株指数)
- TOPIX(日経全株価指数)
- 日経平均株価
投資信託やETFはこれらの指数をベンチマークとして運用されることが多く、「オールカントリー」などもMSCI ACWIを元に構成されています。
指数採用と除外が株価に与える影響
株価指数に採用されている企業は、指数連動型ファンドや外国人投資家の資金流入により株価の下支えを受けます。
逆に、指数から除外されると一時的に売られやすくなります。
これは特に短期・中期のキャピタルゲイン狙いの投資家や海外資金の影響を受けやすい大型株で顕著です。
除外は長期投資家にとってチャンスになる理由
長期保有を前提とした投資では、指数除外は必ずしも悪材料ではありません。
むしろ以下のようなメリットがあります。
- 株価が割安になる可能性
一時的な売り圧力により株価が下がり、PBRやPERが低下します。 - 本質的価値は変わらない場合が多い
除外の理由が業績悪化でなければ、企業の成長力や配当政策は変わらないこともあります。 - 再採用時に大きな利益の可能性
業績好調が続き、再び指数に採用されれば株価上昇が期待できます。
チャンス銘柄の見極め方
指数除外銘柄の中から有望株を選ぶポイントは以下です。
- 安定した業績:過去数年の売上・利益が安定または成長している
- 減配していない:配当金が継続的に支払われ、増配傾向にある
- 身近な商品・サービス:自分や周囲が実際に利用している企業
- 将来性のある業界:長期的に需要が見込まれる分野
これらを満たす銘柄が、売られて割安になっているときは注目に値します。
実践的な投資アプローチ
ネット証券を活用すれば、今では日本株を1株から購入できます。
指数除外直後に全額投資するのではなく、少額で分散購入していくのがおすすめです。
これによりリスクを抑えつつ、将来の株価回復や配当収入を享受できます。
注意点
もちろん、全ての除外銘柄が投資価値を持つわけではありません。
業績悪化や財務不安、業界衰退など根本的な問題を抱える企業もあります。
必ず企業分析を行い、複数銘柄への分散投資を心がけましょう。
まとめ
指数から除外されると、短期的には株価下落というネガティブな印象を受けます。
しかし、長期投資家にとっては、割安な優良株を手に入れるチャンスとなる場合があります。
市場が注目していない今こそ、将来性のある銘柄を少しずつ仕込む戦略が有効です。
今日も市場を俯瞰する視点を持ちつつ、賢く資産形成を続けていきましょう。