米国株が下がるとき、他の国が上がる?投資トレンドと「バケツ」の話をしてみます

はじめに:誰も教えてくれないお金の話
みなさん、おはようございます。鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周りの人がなかなか教えてくれないような、でも私たちの人生にとても身近なお金の話をしています。
40歳でリタイアした私が、一人でも多くの方が「お金に困らない人生」を送れるようにという思いで発信しています。
今日は「ぱぐ男が考える投資のトレンドとバケツの話」というテーマでお届けします。
投資に興味のある方はもちろん、「なんとなく米国株に不安を感じてる…」という方にも参考になるかもしれません。
米国株が下がっている理由
最近、米国株が下がっているのをご存じでしょうか。
背景には様々な要因がありますが、トランプ前大統領が再び関税強化の発言をし、世界経済の先行きに不安が広がったことも一因です。
でも、これは「ただのきっかけ」にすぎないと私は思っています。
実は、米国株はずっと好調すぎて「割高」な状態が続いていました。
機関投資家たちは、売るにしても理由が必要な状況でした。
そこに「関税」という口実が出てきて、ようやく売りに動けるようになったのです。
投資トレンドは移り変わるもの
過去のトレンドを振り返ってみても、ずっと一つの資産が好調なままということはありません。
最近は米国株、特にGAFAMをはじめとするハイテク企業が牽引していました。
しかし、その前は新興国(BRICS)や金、日本株の時代もありました。
どの時代にも「人気テーマ」はありますが、永遠には続きません。
オールカントリー(全世界株式)の中でも、米国株の比率は現在約60%。これは歴史的に見てもかなり高めです。
今後はこの比率が40〜50%に下がる可能性もあります。
「バケツの理論」で考える資金の流れ
ここからが今日の本題、「バケツの話」です。
今の米国株は、オールカントリーの中で6割を占める大きなバケツです。
水がパンパンに入っていて、もうこれ以上入らない=割高な状態です。
そこから機関投資家たちや個人投資家が20%分の水を抜いたとしましょう。
じゃあその水、どこに行くのか?
答えは「他の国」です。
日本(6%)なら大きめのコップ、他の国々は中くらいのコップやおちょこサイズといったところ。
つまり、大きなバケツから抜けた水が小さな器に流れ込むと、器はすぐにいっぱいになります。
そして、株価は急騰する可能性があるのです。
しかし、日本の大型株は米国株に連動する可能性があるので、資金があまり入らないかもしれません。
なぜ他国の株価が急騰するのか?
機関投資家たちは「成績が良いところ」「割安に放置されたところ」に資金を移動させます。
もし、おちょこサイズの国にお金が流れれば株価は上がります。
それがトレンドの変化です。
この流れで、おちょこがコップに変わるくらいの成長もあり得るのです。
そして注意したいのは、その逆もまた然りということ。
つまり、その国の株価は資金が引き上げられた瞬間にドーンと下がる可能性もある。
ボラティリティ(値動きの大きさ)が高いのです。
まとめ:柔軟にトレンドを見ていこう
今回の話でお伝えしたかったのは、「米国株だけがすべてではない」ということです。
ただし、私は「米国株がダメだ」と言いたいわけではありません。
あくまでトレンドは移り変わるものであり、時には他の国にも注目する必要があるということです。
今後、米国株がまた割安になり、イノベーションを起こして再び注目されることもあるでしょう。
そのときは再び水が米国のバケツに戻ることもあります。
しかし、器のサイズが違えば、同じ水でも影響力は全く異なります。
こうした視点を持っておくだけでも、投資判断は大きく変わってくるはずです。
最後に
このブログを読んでくださった皆さんが、お金に困らない人生を歩めることを心から願っています。
「バケツの話」も、少しでも参考になれば嬉しいです。
今日も気をつけて、いってらっしゃい!