特定口座からNISA口座へ移すべき?判断基準を解説
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はじめに
こんにちは、鼻つぶれぱぐ男です。
このチャンネルでは、金融機関や周りの人が教えてくれない、お金に関する身近で役立つ情報をお届けしています。
40歳でリタイアした経験を活かし、一人でも多くの人が経済的に困らない人生を送れるよう発信しています。
今回のテーマは、読者の方からいただいた質問「特定口座で保有しているオールカントリーを解約し、NISA口座へ移すのはどうか?」についてです。
1. 質問の内容
質問者さんは、来年分の新NISAへ入れる現金を特定口座で全世界株インデックス投資で運用し、来年のNISA枠で全世界株インデックス投資を購入することはどうでしょうという質問でした。
この判断について、私の考えをお伝えします。
2. 判断基準となる3つのポイント
結論としては「人による」となりますが、次の3つの条件を満たしているかどうかが判断の基準になります。
① 生活費の確保と安定した収入
・現在の生活費が確保されていること(最低1〜2年分の生活費を現金で保有) ・もしくは、安定した収入源があること(会社員など、毎月の給料が見込める)
生活費を確保せずに投資を進めるのはリスクが高いため、十分な現金を持っていることが重要です。
② 株式市場の変動に耐えられるか
・全世界株インデックス投資を特定口座で1年間運用し、損失になっても気にしない ・「長期的に見ればプラスになる」と考え、短期の上下動に左右されない
株価は年によって大きく変動します。2023年や2024年のように好調な年もあれば、マイナスの年もあります。その変動を許容できるかどうかがポイントです。
③ 長期投資のスタンスがあるか
・全世界株インデックス投資を15年以上と長期間運用する予定である ・すぐに資金を引き出す予定がない
NISAのメリットを活かすには、長期保有が前提です。短期で売却する予定がある場合は、無理にNISAに移す必要はありません。
3. まとめ
上記の3つの条件を満たしている場合、来年分の新NISAへ入れる現金を特定口座で全世界株インデックス投資で運用して、NISA口座で再購入するのは一つの選択肢となります。
ただし、いずれかの条件に不安がある場合は、無理に移行する必要はありません。
投資は自己責任で行うものですが、長期的な視点を持ち、安定した資産運用を心がけましょう。
これからもお金に関する有益な情報をお届けしていきますので、ぜひ質問もお寄せください。
それでは、今日も良い一日をお過ごしください!