こんにちは、40歳でリタイアを果たした鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周囲の人々が教えてくれない、身近で実用的なお金の話をお届けしています。
今回は、固定費削減シリーズの一環として、貯蓄型保険(年金保険を含む)の必要性について考えていきます。
固定費削減(貯蓄型保険)
結論:貯蓄型保険はいりません
結論から申し上げますと、貯蓄型保険は現代の日本のニーズに合っておらず、必要ありません。
その理由を詳しく説明していきます。
貯蓄型保険の問題点
1. 掛け捨てになるケースが多い
– 多くの場合、支払った保険料が全額戻ってこないケースがあります。
つまり、保険会社の運用利回りが低い場合、元本割れのリスクがあります。
2. 保険会社のマージンが高い
– 保険会社は集めた資金を運用し、マージンを抜いた後に顧客に還元します。
なので、自分で直接投資した方が、保険会社の手数料分だけ利益が増えます。
3. 運用内容が不透明
– 多くの場合、保険会社の担当者も具体的な運用内容を把握していません。
– 顧客にとって、自分のお金がどのように運用されているか不明確です。
現代の投資環境
現在は、個人でも簡単に投資ができる環境が整っています:
– 低コストの投資信託が利用可能
– 積立NISAなどの税制優遇制度がある
– オンラインで簡単に投資を始められる
このような環境下で、高コストの貯蓄型保険を利用するのは非効率的です。
世代間のギャップ
親世代が貯蓄型保険で成功した経験を持っていることが、
現代でも同じ方法が通用すると誤解させる原因になっています
– 過去の高金利時代(5-6%の利回り)と現在の低金利時代では状況が大きく異なります。
– 親世代の成功体験をそのまま現代に適用することは適切ではありません。
まとめ:貯蓄型保険の代替策
1. 直接投資を検討する
– 低コストの投資信託やETFを利用する
– 積立NISAなどの税制優遇制度を活用する
2. 普通預金や定期預金を活用する
– リスクを取りたくない場合は、銀行預金も一つの選択肢です。
3. 金融リテラシーを高める
– 自分で投資について学び、判断する力を養いましょう。
おわりに
貯蓄型保険は、かつての高金利時代には有効な資産形成手段でした。
しかし、現代の低金利環境下では、その効果は薄れています。
自分の頭で考え、現代に適した資産形成方法を選択することが重要です。
皆さんも、自分の金融商品選択を見直し、
本当に効果的な資産形成方法は何かを考えてみてはいかがでしょうか。
今日も気をつけてお過ごしください。